21世紀の洋ランの始め方・花の楽しみ方・育て方・咲かせ方
消費者のための洋ラン学園(趣味でない園芸)

洋ランは、暖地産の・樹木の枝に生えて・根はむき出しで・木漏れ日で育ち・雨季に大きくなって花芽を作り・乾季に咲き新芽を出し・乾燥に強く・生長旺盛な、新芽は一度しか咲かない宿根草です
このことを踏まえて世話をすると、安全に育ち、確実に咲くようになります(大部分の種類は毎年出る芽に咲き二度と咲かない複茎種)
安全に育ち・手がかからず・ランが喜び・確実に咲く方法、初めてでも開花が楽しめる方法付き
これまでの「趣味の園芸」に代る、消費者のための洋ラン学園(小・中・高・大学・大学院)
洋ラン合格生のノート・今月の洋ラン・洋ラン全族開花テスト・洋ラン5カ年・洋ランカレンダー・洋ラン病院・洋ラン気象庁・洋ラン図鑑・洋ランギャラリー/ランペディア





まえがき2012

洋ランの花はきれいで咲かせてみたいという人は多いです。しかし、「直ぐに枯れてしまう、花が咲かない」という結果に終わることが多いです。またこれらを乗り越えて咲かせられる人は、温室を用意するか、1年中絶え間なく世話をしている人が多いです。
このHPはそんなこれまでの「趣味の園芸」に代る、消費者のための、
安全(根腐れしにくい、枯れにくい、農薬をほとんど使わない)で、
簡単(易しい方法、少ない世話、種類に依らず同じ方法、設備や特別な道具が要らない)で、
確実に咲く(初めての人でも花が見られる、多くの種類が咲くようになる、一度咲いたら毎年のように咲く)方法
を提案します。
環境に優しい(ゴミが少ない、温室や色々な機材や灯油を使わない、湿原植物のミズゴケを使わない、農薬や液体肥料を使わない)
ことは勿論です。
やり方については「洋ランのレシピ」で紹介し、初めての人が育てて咲いた実例を「洋ラン合格生のノート」で紹介するので、やりかたが良く分かり、安心してできると思います。
ランは原則として、1年に1回しか咲かず、酷暑の夏と厳寒の冬を乗り越えて、しかも、新しく出た芽を親の大きさまで育てないと咲かないのです。従って初めての人がうまく育てられるようになるまで待っていたのでは、殆ど咲かせられません。
しかし、初めての人でも開花を楽しめる方法があります。それは、「ランに咲いてもらう」方法です。ランの中には、咲いた後に直ぐ再び咲いたり(ミニカトレアなど)、蕾の先から新しい蕾が出て咲き続ける種類(ミニコチョウランなど)があります。これを利用すれば初めての人でももう一度花を楽しむことができます。これを二番花と呼ぶことにします。
さらに、親株が大きくて元気なほど、慣れない世話や、夏や冬に負けないで、1年後に新芽が花の咲くに足るだけ大きくなる可能性が増します(シンビジウム、オンシジウムなど)。これは、親株の力を利用するのでお土産花と呼ぶことにします。
これらなら、育て方に上達する前に花を見ることができます。こうして「成功体験」を積みながら、本やネットには殆ど書いてない「ランはどのように育って咲くか」を知ることができるので、育て方や咲かせ方が分かってきます。
仕上げには「全族開花テスト(卒業試験)」がついていて、大抵の属が咲かせられます。さらに数年がかりでしか咲かない種類や、咲出してから毎年咲かせる方法などは「大学院」にあります。
趣味家向けのクール・オーキッドは扱いません。


全体の目次

T あらまし 本HPの要約と特徴
はじめに 洋ラン学園:初めての人でも四段階で下の順に進めて、新しい安全・簡単・確実な方法を取り入れるだけで、4年以内に店にあるランがどれでも咲く名人に
初めてでも花が楽しめる、段階別の洋ランの始め方・花の楽しみ方・育て方・咲かせ方のあらまし
1 初めての洋ラン(小学校):設備も本も無くても枯れない方法
2 易しい花の楽しみ方:初めてでも花が見られる−ランに咲いてもらう方法
3 洋ラン合格生のノート:初めての人が育てて咲かせた実例
4 洋ランの育て方(中学):園芸店にある大部分の種類を、安全に簡単に育てられます、根を薄着の安全植え、雨任せで定期水やりなしに、ミズゴケ・バーク不要の鹿沼土
5 洋ランのレシピ:やり方は写真入りで具体的に説明
6  このHPで育てて咲かせる種類(洋ラン高校)−園芸店で手に入りやすい種類なら何でも、大株・分岐株作り
7 洋ランの咲かせ方を科学的に(洋ラン大学):花期より年期・芽季:新芽が出る季節や咲くまでの期間には幾つかのパターンがあり、そのため咲きにくいグループがあります
8 上達したら、どの種類も同じ簡単な世話で、育てて咲かせることができます(卒業試験
9 3年がかりで咲く種類や植え替え→鉢増し→株分けのサイクル、洋ラン5カ年(大学院)
参考
1 これまでの方法と21世紀の方法の比較
2 本HPの狙い
第一部以降の紹介と目次
あとがき−消費者の安全・確実と趣味の園芸の違い
経過

U 洋ラン学園(詳しい目次はあらましのあとにあります)
第一部 洋ラン学園 小・中・高・大、合格生のノート、基本プロセス、レシピ卒業試験、大学院
第二部 実習 洋ランカレンダー(年間の育て方と咲き方)、今月のラン 1年間の育て方と生長の仕方・花の咲き方、人気種の半月ごとの様子と世話、病院気象庁
第三部 資料、図鑑、図書館、ギャラリー、索引、苗や資材と入手先の例


あらまし 本HPの要約と特徴

はじめに 洋ラン学園

初めての人でも四段階で下の順に進めて、新しい安全・簡単・確実な方法を取り入れるだけで、4年以内に店にあるランがどれでも咲く名人に
このHPでは実例を詳しく紹介しているので、大丈夫と思う事から自己責任で取り入れてください
これまでの、趣味家でない殆どの人のランが枯れてしまう方法よりは、消費者にとって安全・簡単・確実と思います

段階
年次特徴備考 花の
楽しみ
目標鉢・植え方その他 主な咲く種類(お勧め)の目安
(大苗を入手した場合)
1小学校1初めてのラン始め方 咲いた花
二番花
冬に買っても
枯らさない
冬はペットボトルに引っ越し
暖かくなったら鹿沼土で重ね着鉢増し
ミニカトレヤ・ミニコチョウラン・コチョウランが対象
シンビ・デンドロは丈夫(周年屋外)
大苗・大鉢ほど抵抗力
中が乾いたら水やり
(表面を見て一鉢ずつ)
日除け(周年室内ではコチョウラン以外は咲きにくくなる)
1シンビ
12キンギアナム
13ミニバンダ
五+駿河蘭
2中学2趣味でない園芸育て方お土産花 元気に育つ
世話は少なく
どの種類も置き場所以外の扱いはほぼ同じ
大苗・新芽付苗から始めると咲きやすい
透明ポット大きめにに安全植え
(鉢はなるべく小さく)
植え替えせず鉢増しが基本
水やりは雨任せ・年の大半はほぼ週1回一斉
(高温期毎日・中温期3日おき・低温期週1回鉢ごと、ほぼ周年雨除け
年の大半は屋外、木漏れ日
(高温種は10-5月室内、10%刻みの遮光)
高温種から低温種まで出し入れは同時
(高温・中温・低温に分けて)
新根が出たら土増し
温室・農薬・液肥・追肥不要
(毎月農薬・隔週液肥・追肥)
害虫の最強の天敵は雨
日焼けと低温(期の雨)は万病の元
屋外の取り出し直後・取り入れ直前は雨除け・保温、春先は遮光、真夏は木陰・日陰・地上
2デンドロ
3+ミニカトレア
7エピデン
11デンファレ
16マキシラリア
一石斛
二風蘭
五報才蘭
3高校 3
4
大株作り
分岐株作り
咲かせ方1 蕾を付ける
花が咲く
新芽が親株並み
(本来の草丈)に
大きくなる
蕾を付ける
大きな透明ポット・スリット鉢
鹿沼土植えで定期植え替え不要・劣化根腐れなしに
ミズゴケ・バーク不要
(ミズゴケかバーク、1・2年ごと植え替え)
バンダはバンダ・ロールで水やり減らし
(バンダはバスケット植え毎日水やり)
冬知らず・夏は涼しく保湿(雨季)
最低気温でなく最高気温で管理
シンビは芽欠き
(冬の最低室温は5℃きざみ)
半年草(ミニカトレヤ・オンシ)の冬芽を大きく
二年草のパフィオは植え替えなしでじっくり大きく(花期より「年期」)
3カトレア
5パフィオ
6オンシ
8セロジネ
9ジゴペタラム
11+フォーミ
15デンドロキラム
aミルトニア・スペクタビリス
三春蘭
四エビネ
4大学 5
6
科学的な咲かせ方
卒業試験
咲かせ方2年期・芽季によらず咲く 一鉢で二芽以上
蕾を確実に咲かせる
毎年咲かせる
二季咲き種(半年草)は年二回咲く
スリット鉢・浅広鉢植え
株分けしないのが基本
(3芽以上に分ける)
カトレヤは咲きやすい夏芽を育てる
(花期より「芽期」)
10芽以上限界の大きさで株分けして開花を維持
14グラマトフィラム
12+大明石斛

5 21世紀の方法は枯れない・確実に咲く方法なので、その先の多年を要する咲かせ方や開花株の維持まで、またいかに手間を省くかを考えます(大学院)。

太字は本HPのオリジナルの方法(着眼点)です、個別にリンクを張る予定
青字はこれまでの「趣味の園芸」の方法の典型例で、消費者には難しいです
属の番号は五大属・新五属(普及種)・続五属(花物・どちらも仮称)・東洋和蘭・山野草に分けた順、4コチョウランと10バンダは単茎種なので当てはまらないところがあります
置き場所で生長に必要な日光・水・高温を確保してやれば(この方法だけは種類によりやや差があります)、あとは同じ世話でどのランも勝手に育って咲きます
日焼けを恐れて遮光して日光不足・温度不足、根腐れを恐れて水切れ・小さな鉢では植物は育たず咲きません、本末転倒の大きなお世話です
これまでのやりかたは「趣味の園芸」・「プロの園芸」で、手間と暇と危険をかけて、小さな苗を咲かせるまでの方法がもとになっています。咲いてからはミズゴケ・バーク植えでは1−2年ごとに植え替えないと、材料が劣化して必ず根腐れします。
大きな苗なら世話を減らしても楽に咲き、どの種類もほぼ同じ扱いで大丈夫です。鹿沼土植えなら定期植え替えなしでも開花株が安全に維持できます。

  
段階別の洋ランの始め方・花の楽しみ方・育て方・咲かせ方のあらまし


1 初めての洋ラン(冬・洋ラン小学校)
(付:頂いたコチョウランの助け方)
洋ランの開花株を入手すると、普通は次に咲くまでに1年間無事に育てなければなりません。しかし、洋ランとの初めての出会いは最も根腐れしやすい冬が多く、直ぐに枯れてしまって育てるどころではないというのが実情です。従って育て方をマスターするためにはその前の、無事に始めることが不可欠です。しかし、これまでの本やネットではその方法は考えられていません。「初めての洋ラン」という本が色々ありますが、本を読まなければならないような方法では、慣れない人にはうまくいきません。
そこで、このHPでは、とても簡単で、安全に始められる方法を提案します。
一方、新しく入手した株をどうするかは、経験のある人にとっても難しい問題です。その対策も「21世紀版初めての洋ラン」と同じで良いのです。「頂いたコチョウランを助ける方法」として、合わせて紹介します。
@初めての洋ラン
広口のペットボトルに移すと、中が見えて乾きが早くなり安全、特に冬に始める場合
自然へ還す(1)自生地では裸の根を、鉢と植え込み材料で窒息させないよう、薄着にしてやります

初めての洋ランのレシピ

 

左:黒ビニルポットにミズゴケ植えでプラスチック鉢に入れられたミニカトレア 右:広口のペットボトルに移せば安心

 

鉢より広いペットボトルを用意 鉢より長めに切る

 

鉢から抜いてペットボトルに移す 数カ月後には新根が沢山伸びている

@初めてのミニカトレア(不定期咲き種) A植わっている鉢より大きなだぶだぶのペットボトル(洋ラン幼稚園の制服) 
B引っ越せば出来上がり、中が見えるので乾いてから水やりできます。 隙間があるので早く乾きます。暖かい室内で直射日光の当たらない明るい机の上などに置きます。C春になると白先緑の根が伸びてきます。→重ね着鉢増し(洋ラン中学のレシピ)へ進む

もっと詳しい初めての洋ランのレシピは「洋ラン合格生のノート−ミニカトレア中学」にあります。

(2)入手した苗の最初の世話(春)のレシピ
春に入手したら、初心者も経験者も。趣味家向けの植え方から、危険な植え替えを避けて安全植えへの移行を準備
自然へ還す(1)自生地では裸の根を、鉢と植え込み材料で窒息させないよう、薄着にしてやります


 
冬の寄せ植えのコチョウラン        鉢の中には3株がポット入りか裸で入っていて、全体が休眠中で根の多くが茶色く腐っています
  
左:根鉢より広いペットボトルに、鉢から抜いたコチョウランを入れるだけ(タイダ・サルーの例)
右:3カ月後、冬なのに新葉が出てどんどん大きくなっています。ただし乾きが悪いのはPETが小さいためです。(リトル・マリーの例)


2 花の楽しみ方:初めてでも花が見られる方法−ランに咲いてもらう

二番花:脇芽(蕾)付きの開花株を入手すると、ほどなくしてもう一度花が咲く
お土産花:大きな株を入手すると、次の年までは親株の体力で咲く
株の選び方が重要
これまでの「趣味の園芸」の方法では、消費者には根腐れ・枯れ・年々株が小さくなる(作落ち)ことが多く、花を咲かせるのは至難の業でした。
ランは原則として、1年に1回しか咲かず、酷暑の夏と厳寒の冬を乗り越えて、しかも、新しく出た芽を親の大きさまで育てないと咲かないのです。従って初めての人がうまく育てられるようになるまで待っていたのでは、殆ど咲かせられません。
一方、ランの中には、咲いた後に直ぐ再び咲いたり、蕾の先から新しい蕾が出て咲き続ける種類があります。これを利用すれば初めての人でももう一度花を楽しむことができます。これを二番花と呼ぶことにします。
さらに、親株が大きくて元気なほど、慣れない世話や、夏や冬に負けないで、1年後に新芽が花の咲くに足るだけ大きくなる可能性が増します。これは、親株の力を利用するのでお土産花と呼ぶことにします。
これらなら、育て方に上達する前に花を見ることができます。こうして「成功体験」を積みながら、本やネットには殆ど書いてない「ランはどのように育って咲くか」を知ることができるので、育て方や咲かせ方が分かってきます。
21世紀の方法は、安全・簡単で確実に咲く方法を目指しています。それでも、株を入手すると枯れないようにと水を控えるため、いくらか作落ちしてからのスタートとなることが普通で、再び咲くまでに1-2年かかることが多いです。
枯れなくても二度と咲かなかったり、再び咲くまでに2年もかかるのでは、花を楽しめません。
しかし、初めての人でも花を見ることのできる方法があります。以下の二通りです。
どちらも、花のきれいなミニカトレアと(ミニ)コチョウランに特徴的です。シンビジウムは大株を買えば翌年花が見られます。また、デンドロビウムは開花株の横に同じ大きさの芽があれば翌年咲きます。このHPではこれら4族に重点を置くことにしています。これらの花を見るには、株の選び方が重要です。
二番花
ミニカトレア
ミニカトレアの開花株を良く見ると、隣からさらに新芽が出ていることがあります。また、その新芽にすでに蕾の覆いであるシースや、蕾さえも着いていることがあります。このような株は、暖かい所で水を切らさないように世話をしていると、しばらくするとシースの中に蕾ができたり、着いていた蕾が大きくなって、もう一度花が咲きます。咲きやすい種類があり、寒い冬よりも暖かくなってからの方が出回る苗が大きく、新芽が付いていることが多くなります。
ミニカトレア
 
ミディーカトレアの開花株を買ったら、脇芽が出ていて、前の花が終わったと思ったら咲きました。 ミニコチョウランは、残しておいた花茎から枝が出て咲きました
ミニコチョウラン
(ミニ)コチョウランは、一般に花茎の先端に小さな蕾が着いていることが多いです。こちらも、暖かくして水切れさせないようにすると、その蕾が段々大きくなって咲きます。元気が良いと、蕾の根元に蕾の元があって、そちらも大きくなって咲きます。
デンファレ・フォーミディブル・キンギアナム
これらは、一度咲いた株に二度(以上)咲くので、弱らせなければ半年後か翌年に花を見られます。
 
デンドロビウム フォーミディブル'竜馬' 左は夏に入手した開花株を直ぐに鹿沼土に植え替え・中央の株は既に根腐れしていてその後に枯れました。右は左端の株に冬に白い蕾が大きくなった処。
オンシジウム
 
オンシジウム・シャーリーベイビーの冬咲の花茎を残しておいたら初夏に節から枝が出て6月終りに咲きました。


お土産花
売られている開花株は、初めて咲いた物が多く、完全に成熟した親になっていないため、それから出る新芽は、不慣れで、家庭で育てると親並みまで育たず、花が咲かないことが多いです。しかし、中には、茎が何本もある大株のこともあり、ミニカトレアのように、脇から新芽が出ている場合もあります。大株を入手すると、新芽が開花に十分な大きさまで育ち翌年も花が見られます。ただし、それでも親株より小さくなることが多いため、そこからでる新芽はさらに小さくなり、2年後には咲かなくなってしまうことが多いです。
入手したら、花が終わったら速やかに、鹿沼土で大きめの鉢に植え替え、水切れさせないように育てると、作落ちが少なくて、毎年咲きやすくなります。
シンビジウム、オンシジウムなどは、入手した株が大きいと、経験が浅くても、同様にして翌年の花が見られます。
(ミニ)コチョウラン
花が終わった花茎は一般に「2-3節で切ると枝が出て咲く」と言われていますが、実際にはなかなか咲きません。それは、株が多かれ少なかれ弱っているからです。また、2-3節しか残さないと、少しでも水切れすると花茎が基まで枯れこんでしまいます。
夏の前後のコチョウランが元気な季節に開花株を入手し、花茎を長いまま残し、早めに鹿沼土に植え替えて、水切れさせず、新葉が出てくるようなら、秋以降に、これまでの方法に比べて、花茎から枝が出てくることが多く、1年以内にもう一度花が見られます。
デンドロビウム・ノビル系
デンドロビウム(一般の種類すなわちノビル系)は、新芽がその年には咲かず、翌年に咲きます。従って、開花株を入手するときにその隣から芽が伸びて親並みになっている株は翌年にも咲きます。なお、このような新芽の付いていない株は翌年(以降も?)花が見られません。

デンドロビウムの翌年のお土産花(この株から新芽が大きくなっていれば翌年も咲きます)

  
左、右:冬に入手した大型コチョウランをバーク植えで継続し、夏に花茎から枝が出て咲きました。葉の増えた株は翌年には元から新しい花茎が出ました。
中:オンシジウム、開花株が大きく、バルブが大きいので、子の芽も親に近い大きさになり、順調に花茎が出て開花

有望株(消費者に)の選び方のレシピ
野菜作りでは「苗半作」といいます。良い果実が得られるかどうかは、苗の良しあしで決まります。洋ランも、咲かせようと思ったら、それにふさわしい苗があります。
1 大きくて元気
2 花の咲いている株の根元から新芽が出ている
ことです。同じ種類でも、小さいと安く、大きいと高いですが、野菜ならだれでも大きい方を選びます。洋ランの新芽は親が大きいほど大きくなります。親が小さいと、慣れない内は新芽が花の咲く大きさまで大きくなれないため咲きません。また新芽は早く出て早く大きくなり始めた方が、開花に十分な大きさに育ちやすいので、既に芽の出ている株の方が有利です。コチョウランは単茎性なので新芽は出ませんが
3 根が元気で根腐れしておらず、葉の枚数が多い株が消費者には有望
 
 
ミニカトレア右ほど大きい株、同じ種類なら大きい方が有利 
  
左:パフィオペディルム:右は大型種、左は小型種、新芽が出ていても、大きくなるには2年かかることが多い 
右:セロジネ:右は成熟株、左はバルブの小さい株


3 初めての人が育てて咲かせた実例

洋ラン合格生のノート
これまでの本やネットは、生産者や趣味家が書いています。素人がマネをしてもうまくいくかどうか分かりません。また、大抵「毎日水やり」に代表されるようにとても手間暇をかけなければならない方法です。
このHPでは「21世紀の方法」を初めての人がやっている様子を紹介しています。「水やりは週1回」に代表されるように、殆ど手がかからず、どの種類も同じ扱いで簡単なことが分かります。
花がきれいなミニカトレアと豪華なミニコチョウランが中心です。

合格生のノート
には、初めての人が21世紀のやり方で咲かせた実例が載っています。
 

左:ミディーコチョウランのアマビリス  右:ミニカトレアのフェアリーランド'ポポ'


4 洋ランの育て方(洋ラン中学)

無事に始められたら、まず花を楽しみ、春暖かくなってきたら生長期に入るので、本格的に育て始めます。

(1)初めての植え替え(重ね着鉢増し)
ミズゴケやバークで、素焼やプラスチックの小さな鉢に植えられた苗は、既に根腐れしていたり、水切れしやすかったりして、良く育ちません。寒い間ペットボトルに移して乾きを早めましたが、温度が高くなると乾きすぎになります。そうかといって、完全に植え替えをするのは、最も枯れる危険の大きい方法です。
そこで、安全で、生長を早める「重ね着鉢増し」が有効です。根から植え込み材料を完全に取り去らないので植え替えの害を減らし、新しく理想的な材料である鹿沼土を追加することで水切れを防ぎ根の生長を促します。

重ね着鉢増しのレシピ


(2)置き場所(→洋ラン気象庁
洋ランは日光と・雨と・高温とが育てて咲かせます、育てるのは人ではありません。生長のためには特に真夏以外は温度を高めることが有効です。
その反面、日差しが強すぎると日焼けし(日焼けは万病の元)、低温で雨ざらしを続けると病気になり、真夏に高温・乾燥では夏負けし、0℃以下では枯れてしまいます。
(洋ランの原種の多くは亜熱帯の自生地で樹冠の木漏れ日下に根をむき出しで育っています)
それらを決める「置き場所を季節に応じて用意する」のが、人間の一番大事な役割です。
自然へ還す(2)春から秋は雨季で生長し花芽を作る・冬は乾季で開花し新芽を出す
二至二分をめどに引越

1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12
     寒季      →←−暖季−→←   寒季
        暖かく       涼しく         暖かく
乾季    →←------- 雨季--------→←  乾季
乾燥              雨ざらし          乾燥


期間置き場所雨除け
1春分から夏至まで日だまり(温度を高く)でしっかり遮光するのが無難、植込みが茂ったら木漏れ日に移行長雨は雨除けし暖かくなったら雨ざらし
2夏至から秋分まで植込みの下や物陰で日陰気味(涼しく)、地面近くに置いて(湿り気を保つ)雨ざらし(湿り気を保つ)
3秋分から冬至(12月初め)まで日だまりで(温度を高く)やや遮光、暖かさを保ち乾きを良く寒くなったら長雨は雨除け
4冬至から春分まで屋内・居室で暖かく冬知らず(最低温度20℃近く)、輻射暖房で乾燥防止週1-2回晴れた日の午前に水やり・温風で乾かす


  
 
早春と晩秋は日向ぼっこ、春から秋は植込みの下で雨季、冬は居室で冬知らず(2月から最低を20℃近く)、にすると、すくすく育って咲きます。


(3)水やりは雨任せ、人は「干ばつ」の時と雨上がりだけ手伝います、「○日毎に水やり」が無くなってしまうのです
これまでの「趣味の園芸」の水やりには、経験の少ない人には難しい、主に二つの問題がありました。
@鉢の表面が乾いたら水やりする→中が湿っていて根腐れしてしまう(特に寒い時や、ミズゴケやバークが古くなったとき)
A鉢ごとに確かめて水やりするので、とても大変
B鉢が小さめで、乾きやすい素焼鉢を使うことがあり、ミズゴケは夏極端に乾きが早く、バークは含水量が少ないため、頻繁に水やりが必要(夏は毎日など)
21世紀の方法はこれらの問題がありません
@容器を透明にして、中が見えるので、湿ったまま水やりして知らないうちに根腐れすることが、避けられる
A鹿沼土は、ミズゴケやバークと違って劣化が無いので古くなって根腐れすることが無い
B鹿沼土は過湿・過乾になりにくいので、少しくらい湿っていても根腐れせず、乱暴に水やりできる
C鹿沼土はバークより含水量が多く、ミズゴケのように夏も極端に乾きが早くならないので、水やり間隔を1週間程度に長くできる
D雨ざらしにして良い期間は、水やりは1週間雨が降らない時だけやれば良い
E高温期は植込みの中の地上近くで木漏れ日や木陰で乾燥を防ぐので、雨が3日降らなかったらやる位
F冬は室内で最低温度を高めて「冬知らず」にするので、1週間では乾きすぎるくらいで、根腐れの心配から解放される

水やりのレシピ−毎日の降水量と水やりの回数
表は、昨年の日々の降水量の例です。屋外で雨任せにして、一定期間雨が降らなかったら水やりすることにすると、月当たりの水やりの回数は下の行のようになります。実際は翌日雨が降ると予報で分かっていたら水やりをやめても良いのです。水やりの必要な高温の月ほど雨降りが多いのです。この例では5,6月は1回も水やりする必要がないのです。年や地域によりばらつきはあっても、水やりが不要と言う事情は変わらないと思います。どんなに暑くても月に4回以下で、むしろ冬の室内の方が冬知らずでは水やり回数は多い位です(この結果春のスタートが早くなり花が咲きやすくなるのですが、ただし実際にはさぼって週1回もやらずにからからになることが多いです)。これでもこれまでの方法の小さめの鉢やバーク植えに比べると給水量は多いため、良く育ちます。
「毎日」どころか、「定期的に水やりする必要が無くなる」、一夏に10回以下なのです。

1月23456789101112
1日

8.5
2.5


23.0

3.5
2




13.0
0.5 2.5

3.0
3



3.5

4.0 12.5 *
48.5
4





0.5 10.5 9.5


5




18.0 1.5 7.5 5.5 53.5 2.0 3.5
6

29.5





1.5 5.0
7

1.0
7.0
2.5 5.0
9.5
2.5
8
3.5


2.0



0.5 5.0
9




0.5

*3.0

10
9.5

3.0

*
3.5

11
2.5
7.0 38.0 17.5 *7.5

17.5
12



13.0 0.5





13
23.5


27.0

*


14
1.5




*
1.0 8.5
15





*
0.5 14.0

16
1.0


12.0

30.5 6.0

17
51.5

6.0 13.5
*



18




4.0

3.5


19


26.0
0.5 34.0 41.0 35.0
41.0
20





8.0
157.0 *

21

17.0

1.5 2.5 15.5 1.0 4.5

22

15.5
7.5

25.5 0.5 38.0

23

3.0 17.0 8.5 2.5
3.0



241.0

1.5 24.5
*3.5



25




0.5
14.5



26



2.5

14.0 0.5 *

27


2.5 3.5 1.0 *




28
30.0
0.5 17.5
4.0




29



91.0
1.0 *



30



20.5 3.5 33.0 2.0 **

31

1.0


7.0 2.5
0.5

水やり回数566500443355
条件週1回5日毎5日毎 雨除け
週1回
4日雨なし4日雨なし2-3日雨なし2-3日雨なし4日雨なし4日雨なし 雨除け
週1回
週1回
雨の日数287615161015131166
シンビジウムはこれより多く、コチョウランは雨除け期間が長い。他の種類は皆同じで、多少の湿りのバラツキにかかわらず一斉に水やりしています。暑い時期は雨上がりに濡れの悪い鉢に水を足します。
 
鉢底横穴開けで上から下まで乾きが同じになります、春から秋は雨任せで足りない時だけ水やり、冬知らずで冬は乾きすぎる位です
自然へ還す(3)雨季には日照りはありません、乾季には過湿がありません
雨が数日降らなければやり、雨上がりに不足な鉢に追い水して湿りを揃えます。「何日おき」や「鉢を一つ一つ見て」は不要で、夏でも平均すると週に1回程度です。


(4)病害虫対策−殺虫剤も殺菌剤もやりません→洋ラン病院
自然へ還す(5)カイガラムシとハダニの天敵は雨で、雨は最高の殺虫剤です。木に着生のように風通しもあればカビ病にはなりません
一部の種類の一部の幼い新芽だけがたまに病気になっても、代りに全部の種類の全ての株が育って咲くようになるので我慢できます
「安全植え」で洋ラン栽培の最大の問題点である根腐れは激減しほぼ気にならなくなります。すると次の問題、日焼けが出てきます。
→春に外に出したばかりは確実に遮光し、夏は日陰気味にすると、日焼けが減ります。
すると、色々なカビ病が目立ってきます。
→夏以降は蒸れないように風通しを良くし、秋以降は雨ざらしを避けると、病気による新芽の枯れが減り、コチョウランの炭疽病が予防できます。
春から夏の雨ざらしによる少しの新芽の枯れは、生長と開花と安全とを引き換えに目をつぶります。

病気と対策の4段階
段階
原因症状対策・予防
1小学校内因性根腐れ・枯れ植え方・大株大鉢・水やり・置き場所
2
中学
外因性日焼け遮光・水やり
3高校菌(カビ)黒点・芽腐れ・炭疽病など雨除け、日焼け防止
4大学細菌軟腐病(異臭)予防

致命的なのは炭疽病と軟腐病だけです。コチョウランの炭疽病は低温期に雨に当てると発症します。細菌による病気は滅多に出ません。

害虫で深刻なのは、カイガラムシ(殻のあるマルカイガラムシと、動き回るコナカイガラムシ)とハダニです。カイガラムシは生産者のところでは頻繁に殺虫剤をまいて抑えていますが、殺虫剤の効かない親虫が残っているため、家庭に来て蔓延します。しかし、幼虫は雨が天敵なので、雨ざらしにしていれば殺虫剤を撒き続けているのと同じです。あとは、親虫を見つけ次第取ると根気よく続けていると次第に減ります。コナカイガラムシは繁殖力がそれほどでなく、大きくて見えやすい所にいるので、絶滅させることができます。これらは外来性なので一旦駆除すれば再発しませんが、新しい株を入手すると付いてくるので注意が必要です。ハダニも雨が天敵で雨ざらしにしていれば殆ど害は出ません。

カイガラムシ退治のレシピ
ミニカトレアの蕾が大きくなるにつれて、白いものが増えてきました。カイガラムシです。
強く水を掛けても取れますが、筆で落とすことにしました。
蕾の生長と同時に成長した若くて柔らかい虫なので、筆でこするだけで全部取れます。
原因は根元の丸い硬い親虫なので、こちらは、歯ブラシなどで表面に傷をつけないようにこすり落とします。
  


5 洋ランのレシピ

やり方は写真入りで具体的に説明してあります

レシピの見出しの絵です


レシピの要点

育てるのは日光と高温と雨で、人は以下のようにそれを手伝うだけで良いのだから気楽です
洋ランは、暖地産の・樹木の枝に生えて・根はむき出しで・木漏れ日で育ち・雨季に大きくなって花芽を作り・乾季に咲き新芽を出し・乾燥に強く・生長旺盛な、宿根草です

21世紀のやり方は、高級な材料は使わず、難しい方法も使いません。慣れるまでは易しく、経験を積んだら、それを踏まえてより安全で生長や開花の良い方法へ発展させていきます。

目次
洋ラン小学校(枯らさない始め方)
(1)初めての洋ラン−広口ペットボトルへの引越
(2)入手した苗の最初の世話−同上
(3)置き場所−室内明るい処
(4)水やり−容器の中を見て半乾きになったら
洋ラン中学(洋ランを育てる)
洋ラン中学
置き場所
最高気温・最低気温と置き場所のレシピ
最低気温が稀に−5℃まで下がる地域の場合、零下になるとどの種類も凍害になりやすくなります。

最高気温最低気温日射温度
1
0℃以下(冬日)
屋内(15℃以上)
2
0℃以下(冬日)
屋内(20℃以上)
春の生長の開始

3
0℃以下(冬日)
屋内(20℃以上)
425℃以上(夏日)
木陰・日陰屋外雨除け・台上
5-6前
15℃以上木漏れ日屋外雨ざらし・台上
6後ー7前30℃以上(真夏日)
木漏れ日屋外雨ざらし・地上
7後-8前35℃以上(猛暑日)25℃以上(熱帯夜)木陰屋外雨ざらし・地上
8後-9
15℃以上
木漏れ日屋外雨ざらし・地上
10

木漏れ日屋外雨ざらし・台上
11

木漏れ日屋外雨除け・台上
12
0℃以下(冬日)
屋内(15℃以上)

2012/1.29掲載
   



土増し

ネギなどの野菜作りでは、根元から新しい根が出てr露出すると、土を被せて、生長に寄与するようにします。ところが洋ランの「趣味の園芸」では、根は空中を喜ぶと言って放置します。温室の中や、頻繁に水やりする場合は大丈夫ですが、「消費者の週1回の水やり」では、根が枯れてしまいます。また、根は古いものより新しいものの方が活発で、新根はこれから生長する新芽の根元から出ていることが多いので、それらが水と肥料を吸うことが最も新芽の生長と開花に大事なのです。そこで、本HPでは新しい根が出たら、鹿沼土を被せるようにしています。なお、鉢の中が見えると、根は鉢の周囲に植え込み材料の外に伸びることが分かります。そこで、鉢を押し広げて根と鉢の隙間に土を入れてやると良いのです。

土増しのレシピ
 
左:ミニカトレヤのラブノット'セルレア'の根元から、「冬知らず」で白い新根が元気に伸びています 右:鹿沼土を被せます(2012年1月下旬)
 
左:デンドロビウムの新根が表面に伸びています、右:鹿沼土を加えて被せます。(2011年6月中旬)
2012.2.7掲載



(4)植え方−棲みか−安全植え
−大きめのポットに安全植えにすると、殆どの種類が根腐れ知らずですくすく育って良く咲きます
植え替えは雨季の夏に行うと吸水不良の枯れや根腐れが減ります
ほぼどの種類も、鉢・土・植え方・水やりは同じで良いのです
自然へ還す(1)自生地では裸の根を、鉢と植え込み材料で窒息させないよう、薄着にしてやります

安全植えのレシピ


(5)バンダ・ロール(巻寿司植え)、水やりが楽で花が良く咲きます、ミズゴケは薄着に→バンダの育て方と咲かせ方
自然へ還す(1)自生地では裸の根を、鉢と植え込み材料で窒息させないよう、薄着にしてやります

バンダ・ロールのレシピ



洋ラン学園、洋ランカレンダー洋ラン気象庁洋ランギャラリー洋ラン合格生のノート、洋ラン図書館、洋ランのレシピ、洋ラン病院



6 このHPで育てて咲かせる種類−園芸店で手に入りやすい種類なら何でも

園芸店にある大部分の種類をほぼ同じ世話で育てて咲かせられます
@園芸店で手に入る種類
洋ランの栽培書には、初心者向けの本にも、園芸店では見かけず、専門のラン園に行かないと入手できない種類の事が多く述べられています。
このHPでは、そうではなくて、園芸店で手に入り、従って割に丈夫で育てやすく咲きやすい種類だけを対象にしています。また、洋ランばかりでなく、洋ランよりも丈夫で咲きやすい親類筋の東洋ランや和蘭も取り上げています。洋ランよりも東洋ランの栽培書の方が、屋内/室内での栽培を前提にしていて温室を使わず、根腐れになりにくい方法で、家庭での栽培向きなことが多いようで、このHPでもかなり参考にしています。一方、園芸店で売られていても、暑さに弱く枯れやすい山野草的な種類は除外しています。 対象とする種類を、下の表のように、分類学をもとにして、園芸として大きなグループは分離し、仮に大きなグループ名を着け、探しやすいように順番を付けています。
なお、以前はこれ以外の種類は洋ラン園に行くか、洋ランのクラブに入って手に入れるのが普通でしたが、最近は洋ラン園のネット通販や、ネット・オークションで手に入りやすくなったので、代表種を追々広げていくようにしたいと思います。

園芸店で手に入る種類(本HPの対象など) 写真はここにあります。

グループ仮称
属(学問的なものではありません)
五大属基本種1シンビジウム*、2デンドロビウム、3カトレヤ(3+ミニ、不定期咲)、4コチョウラン(4+ミニ)、5パフィオペディルム
新五属普及種6オンシジウム(+近縁属・属間交配種、ミニ)、7エピデンドラム、8ジゴペタラム、9セロジネ、10バンダ**
続五属花物11デンファレ(11+フォーミディブル)、12キンギアナム*(12+大明石斛タイミンセッコク*)12++下垂種ピエラルディ、13ミニバンダ、14グラマトフィラム、15デンドロキラム
東洋蘭和蘭
石斛(長生蘭)、二風蘭(富貴蘭)(二+名護蘭)、三春蘭*、四エビネ*、五報歳蘭*(五+駿河蘭*)
山野草対象外aミルトニア、bリカステ、cオドントグロッサム、dソフロニティス、eマスデバリア

追加 16マキシラリア

これらの内、園芸店で入手できる丈夫で咲きやすい種類が、全て同じように世話をするだけで、翌年以降も咲かせられるようになります。赤字・桃字は特に咲きやすい種類です。
*の種類は根腐れしにくいので、鹿沼土で普通の鉢植えで大丈夫です
**バンダは、「巻き寿司植え」にすると他と一緒に世話できます
山野草のグループは、園芸店で売られていても暑さに弱く、一部の種類を除き枯れやすいです。「趣味の園芸」向けの商品です。従って基本的には「趣味でない消費者の園芸」のためのこのHPではとりあげません。
これら以外にもたくさんの種類がありますが、園芸店で見かけることはまれであり、上記のどれかの種類と近縁なので、独立してはとりあげません。
下線(リンク)付きの属はリンク先に「初めて」から「蕾を咲かせる」まで段階的な「育て方と咲かせ方」と、主な種類の図鑑、開花日記を作成・掲載中です。一部は「合格生のノートとレシピ」つき



7 洋ランの咲かせ方

前置きとあらまし
普通は、開花株を買ってきたら咲いてお終いと考えられていますが、実は、洋ランは少し慣れると、毎年咲かせられるようになります。
それを4段階に分けます。ランに咲いてもらう前半は既に説明したので、ここでは、自分で咲かせる後半を取り上げます。
「初めて」から「育て方」までは、新芽をいかに大きくするかを検討してきました。それは以下の二つの理由から、咲くための王道だからです。
(1)大抵の洋ランは、新芽が親並みに大きくなれば自然に咲きます−大株・群生株作りが確実
(2)洋ランは雨季に新芽が生長し花芽を作り・乾季に花を咲かせ新芽を出します、一年を二分したサイクル:秋冬春は暖かく乾燥、夏は涼しく保湿
こうすることにより、多くの種類が咲くようになり、しかも咲き始めればほぼ毎年咲きます。
「咲かせる」では、大きく育ちにくい種類や、大きくなっても咲きにくい種類の理由を考え、対策をします。
(3)花期より年期、種類によって1年ごと、半年ごと、2年目以降に咲きます−年期別の咲き方と管理、1年・半年・2年
(4)花芽が出なければ咲きません−洋ランカレンダー−各属・各花期の、代表種標準親株の大きさ、新芽の出る時期=芽季に注意、咲くまで


4段階の花の楽しみ方 開花株、二番花、お土産花を楽しみながら、毎年咲くように

年次


方法
11小学校 始め方
花を楽しむその一
開花株を楽しむ
二番花を楽しむ
新芽付き大株を買う
枯らさない
開花株を買ってきて咲いている花が終わるまで楽しむ、後は枯れる
開花株についている蕾や、花茎から出る枝や、脇芽から出る花に咲いてもらう
22中学 育て方
花を楽しむその二
お土産花を楽しむ新芽を育てる2年目に、親株の力で出た新芽から咲いてもらう
33,4高校咲かせ方その一 蕾を付ける
花を咲かせる
大株作り
分岐株作り

45-大学咲かせ方その二 色々な種類を咲かせる
毎年咲かせる
花期より年期
花期より芽季
充実した新芽を出させて咲かせる
(5)5-大学院
3年がかりで咲かせる
開花株の更新・維持

植え替え・鉢増し・株分けのサイクル

始め方(小学校)
@開花株を楽しむ
これまでは開花株を買ってきて咲いたら枯れるのが普通と思われていましたが、これは始まりです。
A二番花を楽しむ
大きめの開花株には大抵次の脇芽が付いていて、それを無事維持できると次の花が咲きます(二番花)。特にシンビ、デンドロビウムミニカトレヤの不定期咲がそうです。デンファレやキンギアナムは同じ茎に翌年もう一度咲くので咲きやすいです。また、ミニコチョウランは花茎の先から蕾が大きくなったり枝を出して咲きます。
 
パフィオの開花株はそれきりになることが多いです     初めてのミニコチョウランが花茎から枝を出してまた咲きました

育て方(中学)
Bお土産花を楽しむ
次に、やはり大きめの株を買うと、翌年に二番花を咲かせる一方で新しい脇芽も大きなものが出てきて、無事育つともう一度咲きます(お土産花)。オンシジウムやカトレヤがそうです。さて、それでも、慣れないうちは、また温室の高温から冬寒い家の中で育てるようになると、また植え替えや株分けをすると、脇芽が年々小さくなって、咲かなくなりやすいです。単茎種では枯れないまでも慣れないうちは葉が年々小さくなってしまいます。

オンシジウムの仲間のマクレラナラの新芽が大きくなって咲きました 

咲かせ方
その一(高校)
大株作り、蕾を付ける
 
左:小さい株と大株:左:ミニカトレアの中株 右:新芽が開花株を越えて大きくなった株
右:大株:新芽が年々大きくなってほぼ最大になり成熟しました

分岐株作り、多くの種類の花が咲く
分岐して、新芽が2つ以上出ると、時期がずれて、一方は咲かなくても、他方が適期で大きくなって咲きます
 

その二(大学)
咲きにくい種類が咲く

毎年咲く
しかし、このHPで紹介している標準栽培法で、大きく育てるように心がけていると、しばらくして、脇芽や新葉が入手当時と同じ大きさに育てられるようになります。大株作りや大鉢作りにしていくとこれまで咲かなかった種類が咲き、毎年咲くようになるのです。
 
  ミニカトレアがどんどん大株になって咲きます


咲かせ方
その1 高校
(1)大株作り
枯れないだけでなく、新芽が大きく伸びるようになると、
(1)ある程度蕾が着くようになります。ただし、蕾が着いても咲くまでの長い期間をうまく世話できないと蕾が枯れてしまい、うまく咲かないことが多いです。
大きめの鉢で大株作りにすれば、放っておいても自然に咲くようになります。
自然へ還す(4)自生地では、植え替えも株分けもなく、大群生で咲いています
 

(2) 分岐株作り
分岐して、新芽が2つ以上出ると、時期がずれて、一方は咲かなくても、他方が適期で大きくなって咲きます
 


その2 それでも咲かないときは咲かせ方を科学的に(洋ラン大学)
@花の咲き方−花期(開花季節)から年期(咲くまでの期間)へ
育て方と咲かせ方はどれも同じで、育ち方と咲き方が違うだけ
まえがき
これまで、洋ランの花の咲き方としては、「1年ごとに咲くと花期(開花季節)が決まっている」ことが基本で、それ以外は、「デンドロビウムが2年がかりで咲くとミニカトレアに不定期咲がある」位しか説明されてきませんでした。
しかし、ミニカトレヤの不定期咲は、半年ごとに新芽が出て咲くことの結果であり、オンシジウム黄花小輪の二季咲きも同じであることが分かります。一方、パフィオペディルムは市販の開花苗が小苗であることが多いせいかなかなか咲きませんが、大株作りを続けていると2年目に咲き始めます。新芽の栄養源となるバルブが無いせいか、他の複茎種に比べて新芽の生長が遅いためと考えることができます。そういえば、「デンドロビウムは意外に咲きにくい」と片付けられていますが、2年がかりとして知られていることとの関係は考えられていないようで、複茎種としては例外的にバルブがないのがパフィオと共通です。以上のことに気づくと、ミニカトレア不定期咲や、オンシジウム黄色小輪や、パフィオ小苗や、デンドロビウムが咲かせやすくなります。ハードウエアよりはソフトウエアの問題と考えるのが良いのです。さらに、この考えを広げると、色々な種類の花を咲かせるには、これまでの花期(開花季節)よりも、年季(新芽が出てから花が咲くまでの期間、開花周期)を考えるべきで、通常の大部分の種類は一年、ミニカトレア不定期咲やオンシジウム黄花小輪は半年、デンドロビウムやパフィオ(特に小苗)は2年と考えて育てるのが良いことが分かります。また、これ以外の種類も含めて、このグループ分けにすると、、これまでの種類ごとの育て方や咲かせ方が核心を突いておらず不要になり、簡単に多くの種類を咲かせられるようになります。

(1)花期より年期・花期より芽季
咲くまでの期間や、新芽が出る季節には幾つかのパターンがあり、そのため咲きにくいグループがあります
洋ランの賢い開花戦略・年期と芽季、を理解して手伝うことが最も確実な咲かせ方
年期複茎種の子芽が出て(芽季)から咲くまで(年期問題、21世紀の趣味でない園芸の方法の効果グループ咲きやすさ
半年草子芽が半年ごとに出て大きくなれば咲く、1回だけ 小苗や、冬寒・植え替えなどで作落ちすると咲かない
(大苗選び、冬知らず・植え替えなしの鉢増し法の効果・冬芽欠きで隠れ半年草に
3+ミニカトレア不定期(未熟で花)、6オンシ黄花小輪交配、セロジネ、五+駿河蘭3
隠半年草開花の半年後に子芽を出し、大きくなるか未熟のままで1年後に開花、1回だけ(半年休眠) 同上
夏暑くて乾燥すると、休眠種の小株は弱り、秋芽が出ず、咲かない
(大苗選び、安全植え・水やり雨任せ・夏涼しく保湿・大株群生株作りの効果
8セロジネ、9ジゴペタラム(秋芽未熟で花)、15デンドロキラム(秋芽未熟で花)、16マキシラリア(秋芽未熟で花)5
一年草子芽が毎年開花と同時に出て大きくなれば咲く、1回だけ根腐れ・水切れなどで大きくならないと咲かない(安全植え・水やり雨任せ・夏涼しく保湿・大株群生株作りの効果大部分:1シンビ、3カトレヤ、aミルトニア・スペクタビリス(秋芽秋咲)1
二年草子芽は1年目には咲かず2年目に咲く、1回だけ新芽が途切れると咲かなくなる(大株作り・群生株作りの効果2デンドロ・ノビル系2
多年草子芽は何年かかけて大きくなれば咲く、1回だけ小苗や、定期的に頻繁に植え替えすると咲かない(ミズゴケ・バークの難点、鹿沼土大株作りの効果5パフィオ(小苗)6
毎年草同じ株が年々新葉を出して伸びて繰り返し咲くキンギは芽欠き必要、大明石斛は大株化必要12キンギアナム、12+大明石斛(11デンファレ)4
無年草子株を出さない単茎種、主に秋に花茎低温・日焼・根腐れ・病気で葉が減ると咲かない(バンダ・ロール単茎種(4ミニコチョウラン、4コチョウラン、10バンダ、13ミニバンダ)7

(家庭で咲く代表的なケースのみです、この他にもあったり、細かく見るとさらに違いがあります)
7エピデン、14グラマトフィラム
2011.11.29 表改訂 表題「洋ランの賢い開花戦略・年期と芽季のお手伝い」


洋ランが咲かない理由
洋ランが咲かない理由を重症な順に列挙すると下表のようになります。


代表例
根腐れミズゴケ・バークが古いコチョウラン
新芽が出ない親が元気が無い・水切れ
新芽が大きくならない 親が小さい・鉢が小さい
芽欠きをしていない
半年型なのに冬が寒い
カトレヤ、パフィオ小型種、セロジネ、ジゴペタ、ミルトニア
シンビジウム・キンギアナム
ミニカト・黄色オンシ
花芽が出ない 多年草で未成熟
二年草で未熟
温度不足・水不足
パフィオ、ミニバンダ
デンドロ・ノビル
エピデン・高芽、
蕾が枯れる適期に出ないミニカト






8 上達したら、どの種類も同じ簡単な世話で、育てて咲かせることができます
21世紀の洋ランの始め方・育て方・咲かせ方の全族に共通な年間の世話(洋ラン大学)
全族開花テスト(卒業試験)
これまでの「趣味の園芸」の方法の殆どは消費者には不要です
全て、易しくて簡単な方法ばかりです
手間も暇もお金もかけないのに、これまでより良く育って花が咲きます。
苦労や心配が減り、花だけでなく、毎日すくすく生長するのを楽しめます

洋ラン大学の年間カレンダー

時期作業要点 キーワード
青字は消費者が使わなくて済む「趣味の園芸の方法」
1主に冬有望株の入手大株・分岐株・新芽付き・シース付きなど苗半作・大苗・芽付き苗
212-3月冬の置き場所 3月まで(最低気温0℃以下または霜)室内
最低温度12,1月は15℃,2月から20℃近くに上げる,3月は
冬知らず・新芽開始
3同上鉢増し(植え替え)開花後速やかに、鉢径ミニ9、ミディ10.5、大型12、分岐株13.5cm、透明軟質ポリポット(ペットボトルや透明コップ代用可)、鹿沼土重ね着鉢増し 大鉢・生長加速
素焼鉢・厚プラ鉢・ラン鉢不要
4 12-3月または
4月以降
植え替え(植え方) 鹿沼土・芯入り・底板敷き・底近く横穴(根を薄着に安全植え)
(鹿沼土はミズゴケやバークの欠点が無く、適度な保水・乾燥速度、乾燥時親水性、劣化せず植え替え少、カビ臭小)
鹿沼土
ミズゴケ・バーク不使用
安全植え・根を薄着
毎年植え替え不要(間隔3年以上)
支柱不要
53-4月肥料徐放性粒状化成肥料、説明書分量、外に出すときに1回のみ、追肥不要 元肥1回
液肥/追肥不要
64月屋外移動 4月、初めは日陰(日焼け予防)・雨除け(カビ病予防)、
5月-10月木漏れ日・台上
木漏れ日
遮光ネット最小限
吊り鉢不要
夏以外は昇温
7周年水やり 室内では週1回以上、2月から水やり増やす(特に新苗)
雨ざらし期間は、1週間降らなかったら水やり、猛暑期は2-3日毎
雨任せ・夏の保湿
夏の毎日水やり不要
鉢毎表面見ながら水やり不要
8 4月・猛暑期
その他
日焼け予防・
湿り気管理
4月と梅雨明けから盆後まで(夏負け・水切れ予防)は日陰・木陰・地上近く
その他は木漏れ日下・台上
日焼けは万病の元
9随時芽欠きシンビ、キンギ、グラマト、マキシラリア、ミルトニア・スペクタビリスなど、芽数が多い場合
10冬・夏など土増し新根が出て露出したら被せる土増し
11随時 害虫除去
殺虫剤不要
カイガラムシ・ハダニの幼虫は雨ざらしで駆除、成虫は見つけ次第除去、殺虫剤不要 雨が天敵
殺虫剤不要
12
真夏梅雨明け-盆後日陰・地上、水やりは3日雨が降らなかったら夏は保湿
13不要(原則)殺菌剤不要低温・多雨による新芽の一部の枯れは許容、殺菌剤不要 殺菌剤不要
氷雨はカビ病の元
1411月秋の防寒・雨除け晩秋は、日だまり・風邪除け・台上で保温、雨が2日以上続いたら弱い種類は雨除け11月は雨除け
1512月室内移動12月から3月まで(最低気温0℃以下または霜)室内・最低温度12,1月は15℃





















最低気温0℃以上なら、シンビ・デンドロ・キンギアナムは屋外越冬可、以下では全種が冷害、和蘭の大半はさらに低温に耐える
グラマトフィラムは寒さに弱いので、最低気温が10℃を下回るなら屋内に
コチョウランは低温の雨ざらしで致命的な炭疽病に
日焼けは万病のもと
クール・オーキッドは、冷房設備がないと、特別な世話をしないと枯れるので対象外(ミルトニア低温種、オドントグロッサム、リカステ、ソフロニティス、マスデバリア、一部のミニオンシジウム)

下記の表は、昨年までに年を追って、段々と改良した方法により、育てて咲いた記録の要点と、今年の予定です。
新芽が出てから開花までを、詳しい記録が得られた株について重点的に掲載します

なお、ミニカトレヤなどで、開花株にさらに蕾やシースが付いている株を入手して、直ぐに咲かせる楽しみも味わいたいと思います。


9 洋ラン5カ年(大学院)
初めて(小学校)から始まって、育て方(中学)、咲かせ方その一・大株作り(高校)、咲かせ方その二・科学的な咲かせ方(大学)、全族開花テスト(卒業試験)までを4-5年かけてやると、大半の種類が咲くようになります。
これまでの洋ランの本は大半が「○○12カ月」です。1年かけて翌年も簡単に咲く種類ならばそれでも良いかも知れません。しかし、洋ランの中には3年かけて咲く種類もあります。これでは、長い目で見た課題を見つけることも答えることもできません。また、一度咲いても翌年以降にも咲かせるためには新たな工夫が必要なのです。本HPの21世紀の方法は、その程度で咲く種類ならそれほど難かしくなく咲いてしまうので、さらに先の段階を考えます。

初めに 数年かけて咲く種類
入手した開花株が、その後咲かないことは良くあります。
@根腐れや水切れで一旦作落ちしてしまう(苗が問題か、植え込み材料にミズゴケやバークを使って植え替え間隔が長いなど)
例えば、ミズゴケ植え、バーク植えでは、そのままにしておくと、根腐れが起きるので、放っておいたら必ず咲かなくなります。従って、開花を維持するには植え替えが必須となります。
A半年ごとに子芽、孫芽と出す種類は、冬芽などが生育が悪いとそれ以後の芽が小さくなってしまう
半年草には、大まかに分けると冬芽−夏芽タイプと春芽−秋芽タイプがあります。冬芽のタイプは、冬芽が大きくならないことが多くそうすると夏芽も大きくならず次第に作落ちしてしまいます。
B新芽は翌年しか咲かない、デンドロビウムや、新芽が1年では十分に大きくならないパフィオペディルムなど
デンドロビウムの開花株は次の新芽が親並みに大きくなっているのが普通です。そして2年目の株が落葉して蕾が付いているのです。落葉した株は新芽を出す力が残っていません。従ってそれまでに新芽が親株並みに大きくなっていないと、翌年は咲かず、次の新芽はさらに小さくなり、次第に株が貧弱になって咲かなくなります。デンファレやフォーミディブル、エピデンドラム、石斛など、細い茎から薄い葉を出す種類は同じような問題があります。若株や小株ほど新芽が小さく、このようなことが起きやすくなります。

(1)多年草
パフィオペディルムは、実生後やっと咲いた初花の苗が多く、新芽が出ていないか小さいです。生長があまり旺盛で無いため、翌年には開花の大きさにならないことが多いです。根腐れさせず、植え替えも抑えて、水切れしないようにじっくり大きくすると咲きます。大型で丈夫な種類の大株で新芽が開花株と同じくらいに大きくなっている苗から始めるのが近道です。
これまでの本やネットでは、咲くのに苦労するので、咲かせ方までは書いてありますが、それから先がありません。
落葉種の作落ち予防
(1)開花株の維持・作落ち予防
これまでの本やネットでは、咲くのに苦労するので、咲かせ方までは書いてありますが、それから先がありません。
しかし、21世紀の方法では、咲かせることはそれほど難しくありません。
しかし、咲くようになると、次に考えなければならないのは、毎年咲かせ続けるにはどうすれば良いかということです。
その他に、元気が良ければ鉢いっぱいになって、株分けが必要とされます。
現実問題としては、小さな新芽が藪のようになって咲かなくなることが多いです。これに対しては、昔からの園芸や植木で言われる「間引き」や「仕立て直し」が有効です。

(2)冬芽タイプの半年草
(3)落葉種の作落ち予防
株を大鉢に安全植えで植えて、夏も水切れさせないように、日焼けや病気・根腐れなどで元気な葉を落葉させないようにします。
(4)休眠期の長い・晩秋の休眠入りの早い種類
21世紀の方法では、晩秋から初冬も、最高気温に合わせて生長が続いているため、屋外に置いています。しかし、中にはカトレヤのトシエ・アオキのように、11月から生長しなくなる種類があります。このような種類も作落ちしやすいです。

植え替え・鉢増し・株分けのサイクル−4年以上
これまでの、ミズゴケやバークで、素焼鉢やプラ鉢に植える方法では、それらが古くなって、毎年から1年おきに更新の植え替えをしないと根腐れが避けられませんでした。鹿沼土では材料の劣化による頻繁な植え替えは不要です。これらに植わっている苗はなるべく早めに鹿沼土で一回り大きい透明軟質ポリポットに植え替えておきます。
ミニ洋ランでは9cm、大型では12cmと大きさを統一すると簡単です。
一方、育ちが良く、芽ぶきが良くて、花が良く咲くようになると、芽数が増えたり、鉢内に根が一杯になって、その後の生長に差支えるようになります。それには、2年位たって根が一杯になって根鉢ができたら、一回り大きい新しいポットに鉢増しして、隙間に鹿沼土を足すだけで良いのです。根がいっぱいにならなければその必要は無く、植え込み材料を全て取り除くための面倒な作業が無く、ポットは薄肉でゴミとして処分するにも更新するにも資源の量が少なく、古い鉢を洗って再使用することもかさばる燃えないゴミを作ることもありません。冬は高温で冬知らず、夏は保湿で元気なら、鹿沼土なら、これらの期間にも植え替えができます。
さらに、大株で分岐株を作っていると、また2-3年したらポットに一杯になるかもしれません。こうした時に初めて株分けをすれば良いのです。鹿沼土は、ミズゴケやバークのように固まって根にこびりついてしまわないので根から落とすのも簡単です。使用期間が長いのでゴミの量も少なくなります。それほど量が多くなければ「土に返して」やればよいのです。
生長や根張りが旺盛で芽吹きの良い、シンビジウム、カトレヤ、オンシジウムなどでもこのようにして4年は維持できます。他の種類はもっと生長が遅かったり、芽吹きが少ないので5年以上で一つの繰り返しになるのではないでしょうか。



参考



1 これまでの方法と21世紀の方法の比較


下の表の上段は、本やネットなどで「趣味の園芸」として薦められている典型的な方法と、それで趣味家以外の消費者が毎日まめに世話をしない場合の結果です。
下段は21世紀の方法の代表例です。


種別材料水やり液肥農薬植え替え根腐れ新芽
これまで属ごと小さめバーク・ミズゴケほぼ毎日隔週毎月1-2年ごといつか必ず年々小さく中々咲かない
21世紀全部同じ大きめ鹿沼土ほぼ週1回なしなし3年は大丈夫ほぼなし年々大きく年々増える

1 洋ランの特徴と対策=21世紀の育て方と咲かせ方
洋ランは、他の植物と同じように世話をすると枯れやすく咲きません。洋ランは他の普通の植物とはまったく違った生活をしており、ミズゴケやバークに植えられていることだけをみても違うからです。違っているところに注意して、それに適切な対策をすれば、枯れずに咲かせられます。主に以下の三点です。後で具体的に詳しく説明していきます。
洋ランの特徴問題21世紀の方法「趣味の園芸」の方法と消費者の目から見た問題点
樹木に着生、根は空中にむき出し根腐れしやすい ハードウエアで解決
透明軟質ポリポット
根を薄着に:底敷・中芯・横穴
鹿沼土植え(水やり信号内蔵)
小鉢植え(育たず咲きにくい)
ミズゴケ・バーク植え(定期的に植え替えないと根腐れ・水を弾いて枯れ)
鉢表面の乾きを見て水やり(中が湿って根腐れ)
樹冠の木陰か枝間の木漏れ日日焼けしやすい木陰・物陰・木漏れ日利用 温室
遮光ネット(種類ごとで複雑、月ごとで手間)
雨季に生長し乾季に開花日本で咲きにくい 置き場所:冬暖・夏湿
ソフトウエア:年期別(1年・半年・2年)
芽季別
花期別・種類別で世話を変える(複雑)

2 これまでの方法で消費者の洋ランが枯れたり咲かなかったりする理由
初めての人、これまでの方法でうまくいかないと思っている人、どこを探しても答えが見つからないと思っている人に
洋ランは枯れやすく咲かないとされていますが、これまでの方法で趣味家でない消費者がやるとそうなる主な理由は次の通りです
従ってこれらを避けるようにすれば、根腐れと枯れが減り、花が良く咲くようになります。

理由1
根腐れ既に腐っている寒い時期に始める鉢の表面を見て水やりミズゴケ・バークが湿りがちになる
枯れ鉢が小さい苗が小さくてひ弱植え替え・乾燥ミズゴケ・バークが水を弾く
咲かない苗(新芽)が小さい水不足で生育不良植替・株分・長年放置で作落ち冬の温度が低い

21世紀の育て方と咲かせ方は、上のようなこれまでの生産者・趣味家向けの方法とは違う、初めの表のようにランの生態に即した、消費者向けの安全で、手間がかからず、確実に咲く方法を目指しています。



2 本HPの狙い:世話を簡単に、環境に優しく

@どの種類も同じ世話
種類によって、鉢、植え込み材料、植え替えの適期、水やりの頻度、遮光の率、肥料のやり方など、全てが異なるように言われています。
確かにベストな方法はそれぞれで違うかもしれません。しかし、普通は花をそこそこ咲かせたいだけで、それにはそんな必要はありません。
色々と変えようとすると、世話が大変で嫌気がさしたり、難しくてできなかったり、しがちで、却ってうまくいきません。
色々と変えなければならないのは、難しい種類を想定していたり、苗が小さかったり、環境が不十分だったりのことが多いのです。
また、ベストとされている方法自体が人によっても異なるので、唯一の正解というのはありません。
ここでは、全部の種類を基本的に、
鉢は透明ポット(初めはペットボトル)、
植え込み材料はバークか鹿沼土だけ、
植え方は芯入り・鉢底敷き・鉢底横穴開け、
水やりは屋外では雨任せで定期の必要は無く、低温期は1週間、高温期は3-4日、猛暑期は2日降らなかったらやれば良い、一夏に数回
肥料は年1回の置き肥だけ、
根を傷める植え替えや株分けはなるべくせずに鉢増し、
冬の取り込みは低温種から高温種まで大部分を12月から3月の短期間室内に入れる、
室内では全種の最低温度を20℃近くに保つ(特に2月から)、水やりは屋外より頻繁で週1-2回
遮光は基本的に木漏れ日下、
の一通りで育てています。一般では難しい種類ほどどんどん複雑にしますが、ここでは反対に易しい種類はさらに簡単(普通の鉢・鹿沼土植え・周年屋外)にします。
A簡単水やり
透明ポリポット・底敷き・中芯入り・横穴開けで植えると、根腐れが大幅に減り、水やりの心配が無くなります。また小鉢や素焼き鉢植えをやめると夏でも乾きが遅くなり水やり間隔を伸ばせます。種類や月ごとに水やり間隔を細かく変える必要はなくなります。乾き方は最高温度でほぼ決まるので、水やり間隔も最高気温で変えるのが合理的で分かりやすいです。
屋外では雨任せで「定期的に水やりすることが不要」になります。
春から秋は1週間雨が降らなかったらやる(冬の室内でも「冬知らず」なら、これでも乾きすぎるほどです)
最高温度30℃以上の真夏日は、3-4日降らなかったら
最高温度35℃以上の猛暑日は 2日降らなかったら
位で大丈夫です。また、雨ざらしにして、雨が降ったら1回分の水やりと考えます。雨が足りない場合は水やりで追加すると簡単です。
シンビジウムとバンダ(・ロール)だけは1段階水やりの頻度を多くします。
乾きが遅くなるのは最低気温が15℃を下回る辺りです。25℃以上を「熱帯夜」と呼ぶので、仮に20℃以上を「亜熱帯夜」(7月半ばから9月半ば)、15℃以上を「温帯夜」(5月半ばから10月半ば)と名付けることにします。この期間は機械的な水やりでも問題が少ないです。
ミズゴケとバークは、乾きすぎると水を弾き、2,1年たつと乾きが遅くなって根腐れの原因になります。鹿沼土に植えると、どちらも無くなるばかりでなく、湿りから乾きまでがゆっくりと進み、かつ透明ポットの外から色ではっきり見えるため、水やりが簡単で、間隔も長くできます。

B植え替え(株分け)から重ね着鉢増しへ

水やりの次に手のかかるのが植え替えです。植え替えを定期的にやらなければならないのは、ミズゴケでは1年、バークでも2年を過ぎると、下の方は水を吸い続けて腐ってきて、根腐れの原因になるからです。また、小さい鉢に植えると元気のよい苗はすぐに新芽が鉢いっぱいに広がってしまいます。
そこで、鹿沼土に植えると、植え込み材料の劣化による植え替えはほぼ不要になります。また、小鉢植えをやめて、透明ポリポット・底敷き・中芯入り・横穴開けで根腐れを起きにくくして、大きめの鉢に植えると、鉢いっぱいになるのも遅れて、植え替え間隔を長くできます。植え替えは手間がかかるだけでなく、植え替え後の吸水の低下で枯れの原因になり、そうでなくても新芽の生長が遅れて花が咲きにくくなるので、減らした方が良いのです。
苗を入手すると鉢が小さかったり、根腐れしていたりして、放っておけませんが、そうかといって植え替えするのも危険です。根はそのままで、一回り広い透明ポットに移して、隙間に鹿沼土を詰め込む「重ね着鉢増し」なら、手間も簡単で、植え替えと同等以上の効果があります。
株分けは植え替えよりも危険です。株分けせずに大きな鉢に鉢増しして、大株作りにすると、丈夫で育てやすくなるばかりでなく、花が咲きやすくなり、咲くと豪華になります。

C手間を省き、資源を省き、環境に優しい
温室は要りません
素焼き鉢、プラスチック鉢は、使い終わると燃えないゴミになり、苗が大きくなるたびに新しく入用になり、再使用には大仕事が必要なので使いません。ペットボトルはタダで、透明ポリエチレンポットは安価で手に入り、使用後はリサイクルか、かさばらずに処分でき、いつも新しいものが使えて清潔です。
ミズゴケは、貴重な湿原植物を、洋ラン趣味のために乱獲しています。バークは輸入に頼っていて、品質が安定せず、今後は検疫問題で入手が難しくなり、処分法も似も問題です。鹿沼土は家庭園芸ではこれらの代わりとして十分以上に使え、手に入りやすく、安価で、品質が安定し、植え替え間隔が長くなるので手間が省け植え傷みを減らせ、湿り具合が色で分かるため水やりがしやすく、カビやナメクジやハエが減り、最後は土に返すことができます。
液肥は、頻繁にやるのは手間がかかります。水耕農業などで下水・湖・海の富栄養化を起こしています。
殺虫剤は、手間がかかり、自分も散布中や冬の室内で吸入し、昆虫などを必要以上に殺し、環境を汚染します。害虫の筆頭であるカイガラムシは農薬では死にませんが幼虫は雨ざらしで死にます。病気の基はカビで、低温期の雨ざらしを避ければほとんどかからず、定期的な散布は過剰で苗の抵抗力を弱め、発病したら殺菌剤では中々助かりません。


あらまし 終り

初めての人の作品


ミニコチョウランのアマビリス、5月に透明ポリポット鹿沼土植え、室内栽培、週1回水やり、遅効性粒状化成肥料置肥1回、11月に花茎が出て、1月に開花
洋ラン合格生のノート・ミニカトレア中学から






洋ラン学園 カリキュラム 第一部以降のあらましと目次


あらまし
第一部 洋ラン学園

(1)洋ラン合格生のノート−初めての人が試した実例の結果
どの本を読んでも、その通りには行きません。これまでのやり方は「温室で栽培している生産者が、苗作りを元に考えた」方法です。
家庭で花を楽しむ方法はそれと同じが最善とは限りません。
このHPでは、室内と屋外で普及種を育てた経験をもとにしています。ここでは、実際に同じ方法を試した人の経験も載せます。
結果を見て方法を改良しています。花の咲き方の表に、各属を試した例へのリンクがあります。

ミニカトレア中学
 
ミニカトレアのシース付き株を入手して開花 ミニコチョウランから花茎が出て開花間近

(2)洋ランのレシピ−
世話の仕方と気を付ける点を写真入りで

世話の仕方は、写真で見るのが一番分かりやすいです。レシピ風にして解説します。

(3)洋ラン大学院−工夫と手間で一段上へ

本やHPを見ると、どれにも同じようなことが書いてありますが、知りたいと思ったことは、いくら探してもみつからないことが多いです。例えば、パフィオの新芽で咲かなかったら2年目に咲くのか、ジゴペタラムの咲かなかった新芽はどうなるのか、などです。ここでは、なるべく体系的な知識を提供し、疑問に思ったことを調べたり、専門家に教わって書いていきます。「易しく、親切に」書くことはしていません。
「洋ラン大学」までは、基本的にどの種類も同じ世話で咲かせる方法が書いてあります。同じ方法で試さなければ、本当に種類により特別な方法が必要かどうか分かりません。大学院では、その上で、種類により変えると確かに効果があることや、特別な方法が必要な場合を検討していきたいと思います。また、基本はなるべく世話を少なく、単純にすることを目標にしています。例えば、液肥をやったり、吊り鉢にしたりなどはしません。「大学院」では、少し手間を増やす場合も紹介します。
このHPではやり方を一通りに絞っています。他の方法の例(温室、ミズゴケ・バーク植え、地植え・周年屋外、素焼き鉢、吊り鉢など)は別の人の試みを紹介したいと思います。
例、咲きにくい種類を咲かせる方法、開花株を毎年維持する方法、など

ラン道楽
山野草のグループや珍しくて難しい種類を咲かせたいとか、品評会に出すというレベルは「ラン道楽」でしょう。このHPは、その手前までしか扱いません。

第二部 実習

(1)洋ランカレンダー(開花日記)−標準の親株(完成株)の大きさと新芽の出る時期から咲くまでの参考データ、花期(開花季節)別から年期別・芽季別へ
初めに−年間の大まかな見通し
グループ分け
代表種の標準的親株の開花日記の例(洋ランカレンダー)、1年咲き、半年咲き、2年咲き、多年咲き・毎年咲き・単茎種
花期より「年期」、花期より「芽季
洋ランは、とても咲きやすい植物です。親株が十分大きくて、そこから新芽が早く出れば、開花期までに十分大きくなって、大抵咲きます。洋ランの咲かせ方の解説は沢山あり、どれも「花期」については書いてありますが、株がどの位の大きさだったかが書かれていないことが多いです。そこで、このHPでは、属ごとに代表的な種類余裕をもった大きさの大株の開花例について、1年のスタート時の株がどの位の大きさだったか、何時頃新芽が出て、どのように大きくなり、いつ花芽が出て咲いたかのデータを表にして紹介します。新芽が親並み(標準の大きさ)になれば良く咲きます。これよりも株がずっと小さいか、新芽の出るのがずっと遅ければ咲かないかもしれません。また、新芽の出方と開花の時期は、属内でも種類によって違うので、代表的な花期ごとに示します。咲くかどうかは、花の咲く芽が適期に出たかどうかで半分以上決まっています。また、花期が同じでも芽のできる時期は異なります。従って芽の出る時期は咲かせるためにはとても大事です。このHPではそれらを新たに「年期」と「芽季(めき)」という新しい言葉で呼びます。後の方は重箱読みですが「め」を残しました。

(2)今月の洋ラン
半月ごとの様子と世話
あらまし
属別


(3)洋ラン気象庁−育てるのは人でなく太陽と雨などです

日射/遮光は基本は木漏れ日、日向・木陰の3段階で
1年の大半は低温期で保温と日射が大事、夏は木陰で涼しく雨ざらしでぐんぐん生長、猛暑は休養
休眠期の最低気温より、生長期の最高気温が大事
冬越しから冬知らずへ

(4)洋ラン病院−洋ランの病気と害虫は単純

病気対策も4段階制・内因(根腐れ)・環境(日焼け)・カビ(炭疽病など)・細菌
日焼けは万病のもと、根腐れは植え方と冬知らずの高温で、カビ病は低温期の雨除けで予防
害虫はカトレヤなどのカイガラムシが最大の問題、雨ざらしで無農薬、農薬ではすぐに再発します


第三部 資料

洋ラン図鑑 洋ラン図書館、 洋ランギャラリー


目次

第一部 洋ラン学園

T 段階別の育て方(洋ラン学園)
1 初めての洋ラン、枯らさない育て方−植え方と水やり、洋ラン小学校、
2 洋ランの世話・基本栽培法、新芽を大きくして咲かせる体力をつける育て方−水切れさせない植え方・水やり・置き場所、洋ラン中学、
3 蕾を着ける育て方−植え替えや株分けを控えて大株作りに−洋ラン高校、
4 蕾を咲かせる育て方−夏涼しく・冬暖かく−洋ラン大学、

U 洋ラン合格生のノート(ブログとレシピ)
 カトレヤ・エピデンドラム(幼稚園年少組)ミニカトレア(中学)コチョウラン(高校)キンギアナムと大明石斛の屋外栽培春蘭とエビネの露地栽培
V 洋ラン育ての基本プロセス
初めに
栽培の流れ
洋ランの始め方−苗の入手と最初の世話
(1)苗の選び方
(2)最初の世話−透明容器への鉢替え
基本栽培法
属別・段階別育ち方と咲き方・開花記録(付図鑑)−みな同じ世話で咲きます、違うのは育ち方と咲き方だけです
一覧表とリンク先索引


W 洋ラン病院
1 初めに−洋ランの病気と害虫は単純
2 主な病虫害と対策、小中高校
3 洋ランの病気の治療と予防
4 洋ランの害虫の駆除と予防
5 無農薬栽培、
四大病と対策
カルテ 雨ざらし

X 洋ラン気象庁

最高温度による世話の分け方
世話のカレンダー
置き場所
長雨対策
冬の防寒と加温


第二部(実技)

I 洋ランの世話のレシピ
4大ポイント苗の選び方水やり植え方・根腐れしにくい基本の植え方置き場所
その他:重ね着鉢増し芯入り衣替えポットの横穴開け、植え替え、鉢増し、土増し大株作り肥料病・害虫芽かき高芽下ろし高芽取り支柱立て遮光など
 茶色は本HPの提案
 植え替え講習会について
U チェンジ
これまでの方法は主にマニア向けです。初めてや経験の浅い人・世話に時間を掛けられない人がマネをすると、枯れたり咲かなかったりの原因になることがあります。
  植え方:鉢底ゴロ土→発泡スチロール芯入り、素焼き・プラスチック鉢→透明ポット、小鉢植え→大鉢植え植え替え芯入り植え衣替え・鉢増し、株分け→なるべくせず大株・群生株作り、植え込み材料:ミズゴケ・バーク→鹿沼土、最低気温重視→最高気温重視
 遮光:ネットから物陰・木陰・木漏れ日へ

V今月のラン

今月の洋ラン、各種のラン、花、園芸店で、置き場所、水やり、その他の世話
毎月のラン記録

W 洋ラン大学院

植え込み材料について (ミズゴケは貴重な植物)、ミズゴケ・バークの問題点と鹿沼土の薦め
バークの湿りと濡れ 濡れは劣化の基
洋ランの鉢 素焼き鉢、プラスチック鉢から透明ポットへ
洋ランの鉢の大きさ 未熟株の小鉢植えから、大鉢植えで大株へ
複茎種の株のでき方、初花株、大株、群生株
新芽が出てから咲くまで、大株は何回も出るので確実に咲く
花茎の出方
根を育てる
株の維持
洋ランの観察
放任(省力)栽培


第三部 資料

洋ラン図鑑
 洋ラン図書館
洋ラン栽培の歴史
洋ランのふるさとと種類−アジア、アメリカ大陸
クール・オーキッド
ランの歴史
 洋ランギャラリー
洋ランを飾る
玄関
洋ランを楽しむ
洋ランの絵
本HPの経過と更新


全体 目次 終り


あとがき−「消費者の楽しみ−安全・確実」と「趣味の園芸」との違い

これまでの洋ランの育て方は「生産者の苗作りの方法」と「趣味の園芸」でした。例えば、ミズゴケかバークに植えますが、これは「定期的に植え替えをしないとほぼ確実に根腐れ」します。またバンダはバスケット植えと言って根がむき出しになっていますが、「温室での栽培・毎日の水やりが想定されて」いて、消費者が屋外や室内で普通の世話をしたのでは育ちにくくなっています。また「○○12カ月」という本が象徴するように、一年間注意深く世話をし続けてやっと花が咲くかどうかという方法でした。生産者や趣味家はランを最優先にして、暇と金とエネルギと知恵を注ぎ、早く大きく育てて出荷したり、立派な花を咲かせて展覧会に出します
洋ランを咲かせようとする人の大半は、趣味にしようとは思っていません。そこで、消費者には趣味家向けの方法とは異なる方法易しくできて手間がかからず、安全に育ち、確実に花が咲く方法、ノウハウでなくしかけが必要なのです。また消費者には、「生産者の良く育ちリスクのある植え方・育て方」から「消費者の安全に育ち確実に咲く方法への移行」の方法も必要です。ランを買ったり貰ったりして初めて育てる人には、「初めての○○という本」ではなく、「これまでに無かった枯れない方法他の植物とランとの違いと、他の植物と同じやり方では腐ったり枯れたりしやすいランをそうしないための簡単で確かな新しい方法が必要です。さらにこのHPではこれまでなかった消費者によるデータ、家庭で多くの種類を、おもに園芸店から開花株を購入し、ほぼ同じ簡単な世話で育てた、「開花した苗の大きさや芽が出てから咲くまでのデータ、消費者が育てた実例日記」を載せています。手元の苗と比較して、どうなったら咲くかを知ることができるようにしています。
根を薄着大きめの鉢植えて、木漏れ日下で、水やりは雨任せにして、冬知らず・夏は雨季にしてやると、これまでとは違って、根ぐされせず、ぐんぐん育ち、どんどん咲くようになります。
育てる・咲かせると言いながら、これまでの方法は実際には、自生地ではむき出しの根を厚い植え込み材料で窒息させたり、小さな鉢に閉じ込めたり、遮光で日光不足にしたり、根腐れを恐れて水切れさせたり、洋ランが育ちたい・咲きたいのに邪魔をしている面があるのではないでしょうか。
「安全と省資源と省力が想定外」の「趣味の園芸」は消費者には不向きです。例えば趣味家は生長の良いミズゴケを選び生産者は歩留まりの良いバークを選びますが、パフィオにミズゴケを使うと根腐れしやすいのに寒い冬ほど乾きが遅く、乾燥に弱いのにバークは水切れして根が枯れやすいです。「趣味家は長所で選ぶが消費者は短所を避ける方が賢明」なのです。
花を咲かせるのにこれまでは花季が重視されていますが、花期により世話を変える必要は余りありません。これまで考えられていなかった、「新芽が出てから咲くまでの期間→年期」、や「花の咲きやすい新芽の出る季節→芽季」の方が目安として重要です。
このHPの育て方・咲かせ方は、「ラン本人の生長力・開花力を助けるが干渉しない」方法で、「試合をするのは選手で、監督はそれを外から手伝うだけ」、に通じるところがあり、「園芸は負担より楽しみ」をめざしています。

!趣味家向けではありません!

ご協力いただいているラン園・クラブ・趣味家・学校(リンク)
このHPの基になる研究の一部には、下記のラン園、クラブ、学校の方々のご協力をいただいています。厚く感謝いたします。

向山蘭園(シンビジウムなど全般・資材)、根岸園芸(カトレヤ、パフィオなど)、コチョウランの店/鈴鹿フラワー山田蘭園バンダのフローラ・ヤノオーキッド山本デンドロビューム園(ご協力を開始いただいた順)
大阪テクノ・ホルテイ園芸専門学校日本パフィオペディルム研究会多摩蘭友会(ご協力を開始いただいた順)

また図鑑の写真や交配系統図は色々な方の物を使わせていただいています。転載をお許しいただき、そのつど引用していますが、ここには特に多い下記の方のみ紹介させていただきます。再転載はご遠慮ください。
蘭/開花株の取り扱いGallery蘭爛/蘭花Galleryカトログ/索引Abiko Orchid Room - Room Genealogyフジ園芸/花つき株リスト石の華/蘭−原種・交配種(ご協力を開始いただいた順)、タローさんの洋らん栽培/扱い洋蘭(こちらのみはお返事がいただけないので無断転載となっています、ご容赦ください)
検索ページ
Orchids Wiki, RHS Database
2010.10.2記



21世紀の洋ランの始め方・花の楽しみ方・育て方・咲かせ方、消費者のための洋ラン学園(趣味でない園芸)
経過(下から)赤太字は中核技術の提案

衣(植え方・鉢、植え込み材料)食(水と肥料)住(置き場所・遮光・防寒)、レシピ生長、新葉開花チェンジ、病虫害、参考資料などと色分けしています。下線は該当ページへのリンクを示します。

2.8 洋ラン4カ年・植え替え・鉢増し・株分けのサイクル(2.9→5カ年、大学院に改称)、水やり回数の表、「○日毎に水やり」が不要、5,6月は水やり無し 2.9 一−三部仕分け
2.6 洋ラン大学の年間カレンダー、2.7 土増しのレシピ
2.1 2月−生長期の始まり 全族市販株開花テスト(洋ラン大学2.9→大学卒業試験に改称)の開始 2.2 表題に「花の楽しみ方」追加、二番花とお土産花、ランに咲いてもらう 2.3 まえがき2012 2.4 花の楽しみ方に有望株の選び方のレシピ
2012年(咲かせ方3年目) .1.1 毎年咲かせる・開花株の維持

12.7 洋ラン大学院正式発足、カトレヤ休眠のまとめ、花期より年期・芽期(季)@半年草の冬芽を欠く
10.22 花芽の出させ方 10.22 冬仕度の始まり 10.30 花の咲きやすい種類、キンギアナム系は2年咲き、パフィオは単茎性の複茎・多年草(花の咲き方@年期別,12.6)
10.4 雨は最高の殺虫剤 10.5 休眠と病気の最低気温から、生長と開花の最高気温へ 10.7 10月から暖季から寒季、へ(暑さ寒さも彼岸まで)、生長促進から安心・安全へ
9.5 水やりから乾きの管理へ
8.19 季節ごと・グループごと置き場所表
8.16 方針、レシピ:始め方、育て方の実際(ハードウエア)、咲かせ方の実際(洋ランカレンダー・ソフトウエア)、8.17 方針1-3
副題を「消費者の消費者による消費者のための育て方」から、「消費者の楽しみ(趣味の園芸ではない)」(8.20園芸以前、9.15趣味でない園芸に変更)、あとがき消費者の楽しみと趣味の園芸との違い
8.11 花期(開花季節)より年期(咲くまでの期間)1年・半年・2年へ(11/7一年草、半年草、二年草と呼ぶ)、洋ランの特徴と対策、冒頭に目次
7.28 かんたん水やり法、「亜熱帯夜・温帯夜」、新芽が大きくならない理由の表
7.19-23 世界自然遺産 「屋久島からのメッセージと自然芸術展」(NHKふれあいギャラリー)に友情参加→洋ランギャラリー
7.15 yahoo,google検索で「洋ランの育て方」、「初めての洋ラン」(本の広告を除けばNo.1)でトップ5(最高はNo.2とNo.3)「洋ランの咲かせ方」はトップ
7.13 チェンジ生産者・趣味家向けの優れた方法から、消費者向けの安全で確実に咲く方法へ、生産者・趣味家の専門家は消費者としては素人?(7.25)
7.6 洋ラン病院根腐れ株の助け方(のレシピ)、根の保湿
7.4 段階的に、枯らさない育て方、咲かせ方に「標準的親株の咲かせ方・開花日記(→洋ランカレンダー)一覧表」、冬芽−冬咲き、夏芽−冬咲、単茎種(7.28二季咲・不定期咲・多季咲)
6.26 東日本大震災復興支援講習会、日本パフィオペディルム研究会パフィオサロンにて(第四回、根岸園芸にてサロンドネギシオーキッドフェアの一環)
6.10 梅雨の雨を利用した水やり 雨に当てて乾かす・高温期の雨上がりに水やり(ミズゴケ・バーク) 6.25 雨を制する者はランを制す 27 鹿沼土植えは梅雨の間水やり不要
5.29 東日本大震災復興支援講習会開催決定(根岸園芸にて6月26日)
23雨ざらしで水やり省略・春新芽・生長旺盛・害虫退治・バークとミズゴケの撥水解消、五月後半根覆いの土増し開始
5.20 植え替え間隔:バーク2年、ミズゴケ1年、鹿沼土3年以上水やり間隔:バーク2-3日、ミズゴケ・鹿沼土1週間(春・秋)
5.17 チェンジ苗作りの育て方から花を楽しむ育て方へ
5.1 洋ラン病院にカルテ、直射日光、雨ざらし、低温
4.14 このHPの目的と特徴に花の咲き方の分類表、植え替えは秋にしなくてよい
4.11 yahoo,google検索で「洋ランの育て方」、「初めての洋ラン(本を除くとトップ)」共にトップ10に入りました
4.9 置肥より元肥、花を待てない
4.5 苗や資材と入手先の例 オンシジウム系の勧め
3.31 東日本大震災復興支援講習会準備開始
3.6 いただいたコチョウランを助ける方法
3.3 パフィオの土増しと支柱への誘引レシピ
3.2 「このHPの特徴」に「開花カレンダー」追加、3.3 「洋ラン大学院」(目次)追加
3.1 第二部、大学院、複茎種の株のでき方
2.25 I初めにに、初めての洋ランのレシピ隙間あり(だぶだぶの)ペットボトル(→カトレヤ幼稚園の制服7/20)、洋ランの咲かせ方のレシピ
2.19 蕾が咲かずにいられない群生株作り、青年・壮年・熟年パワー、植え替え・鉢増しから重ね着
2.17 yahoo,google検索で「洋ランの育て方」、「初めての洋ラン(本を除くとトップ3)」ではトップ20に入りました
2.13 yahoo,google検索で「洋ランの咲かせ方」ではトップになっています
2.6,7 ラン育ての始め方−苗の選び方、最初の世話−透明容器への鉢替えと鉢増し、9 基本プロセスと改題、数年間の流れ
2.1 コチョウランとミニコチョウラン、カトレヤ、ミニカトレアに開花カレンダー、カトレヤとコチョウランは易しい、2.6パフィオ・カレンダ
1.30 枯れる育たない、咲かない→冬知らずの高温
1.29 マキシラリア開始、2.10 追加五属(仮称)
1.26 素焼き鉢・プラスチック鉢もやめる
1.20 第U部レシピ苗の選び方、大型種・大株から
1.17- 第U部「洋ラン大学院」に種類による花の咲き方の色々、パフィオペディルムは2年がかりでも咲く、開花しやすい種類を選ぶ
1.11 「4蕾を咲かせる」に、冬の高温と夏の水やり 1.21 冬をなくす
1.9 洋ラン病院に霜害と凍害
2011年(咲かせ方2年目) 1.4 「冬の最低温度20℃の効用」、ミズゴケをやめる、生きた貴重な植物を犠牲にしています

12.18 洋ラン合格生のノートミニカトレア春蘭とエビネキンギアナムと大明石斛、開始
12.17 初霜や冬日を目安に・初霜前までほぼ全種屋外
12.11 根を育てる掲載開始、大学院、カトレヤの花芽は年に2回出る・大株は咲きやすい
山本デンドロビューム園訪問、山本二郎氏に面会
11.28 洋ラン病院に、主な病気と対策と減農薬栽培追加、病気対策を4段階制・内因(根腐れ)・環境(日焼け)・カビ(炭疽病など)・細菌に、ブラッシアを種類一覧表に追加
11.24 副題に「洋ラン学園」追加、洋ラン学校内に、「洋ラン合格生のノートとレシピ」(「読者(生徒)さんのレポート・レシピと質疑」)開始、カトレア幼稚園年少組
11.18 改定版開花までの4段階:1枯れない・初めに・小学校、2標準・大きく・咲かせる体力・中学、3蕾を着ける・開花処理・高校、4蕾を咲かせる・大学、「初めに」「目次」再製
11.11 バンダの巻寿司植えが屋外で開花始まる
11.9「カトレヤの咲かせ方」に「1枯らさない(植え方)→2蕾を着けるまで(株を大きく)→3咲くまで(水切れ防止と保温)→4特別種(ミニカトレアで練習)」追加、カトレヤの花芽と葉芽
11.6 ミニカトレアの不定期咲きの勧め、表題を「○○洋ランの育て方と咲かせ方」に改題
11.3 別urlの初めての洋ラン・蘭がサービス終了となったので、初めての部分のみ編集して掲載、洋ラン普及種全19グループファイル作成完了・加筆
10.30 洋ラン気象庁・最高気温の重視
10.25 表紙(2)に「今月の花」、各月の花、置き場所、水やり、その他の世話
10.23 ミニカトレア図鑑ミニカトレアの育て方と咲かせ方改訂
10.8 バークの湿りと濡れ
10.7 チェンジ一覧、HP(電子教科書)第1版完成
10.2 表紙に協力生産者・クラブ・趣味家・学校リンク
9.23 雨除けで殺菌剤不要
9.21 高温期に地上・木漏れ日・木陰(棚上・遮光ネットから)で夜温も下げ湿度を上げる、大鉢大型コチョウランは除外
9.19 年間・季節・毎月の世話を独立、序章に追加
9.14 低温期と高温期の二季制基本は日射・昇温・水調節、夏は遮光・降温・満水、枯らさない水やりと育てて咲かせる水やり
9.11 開花日記開始
9.1 安全・安心、楽しく、世話要らずで環境に優しい育て方、チェンジ項目を要点/チェンジに列挙
8.26 植え替えゴミを減らすミズゴケは柔らかく
8.16無農薬栽培雨ざらしで殺虫剤不要放任栽培掲載開始
8.15 気候の節目作業カレンダーを転載
8.12初めてのミニコチョウラン(室内)
梅雨明けからの土寄せ(上からと縁から、土増しに改称)
8.3アスコフィネティアをミニバンダに改称
7.26 鉢の横穴開け作成、続5属のオドントグロッサムからキンギアナムに変更
7.21参考資料に「高山性種」追加、洋ラン合格生ノートをめざす、衣(植え方)食(水と肥料)住(置き場所・遮光・防寒)の区分
7.19「21世紀の洋ラン育て」に改題、副題に「育児と料理の要領で」
7.17 室内栽培公開開始
7.16根を薄着にを提案
7.15 植え替え簡単化の角棒多芯入り(→太芯)植えによる、種類を選ばず、苗の大きさに依らず万能な、全てバーク中粒植え一通り(標準の植え方)、芯棒の量で調節自由を提案
7.13 ランを飾る
7.10段階別に咲きやすい種類を列挙、肥料は春の緩効性肥料置き肥だけ
6.2921世紀の洋ラン栽培HP(0版)初めての洋ラン・蘭内から改訂抜粋掲載開始、強光低温種・ミニ洋ラン・中光中温種・単茎高温種の4段階構成
6.27日本パフィオペディルム研究会で講演・実演(第三回、根岸園芸にて)
根腐れ防止・水やり簡単化のバンダの巻き寿司(恵方巻き)植え(→バンダ・ロール、制服11.7.20、11.12.3ver.2と命名)引越日焼け防止・開花促進の木漏れ日利用栽培の提案
1鹿沼土植え(→洋ラン学園制服11.7.20)の提案
2010年(咲かせ方1年目).1 新5属、続5属、15属の提案、バンダのフローラ・ヤノオーキッドとの共同研究開始

2009年(育て方3年目) 1.11全種制覇のための強光低温種・ミニ洋ラン・中光中温種・単茎高温種の4段階(群)分け、もう一度咲かせる、
苗の蒸散量の半減期を発見、水やり簡単化の高温期定期・定量水やりを提案
バンダのミズゴケ層・ウレタン芯・縦割りペットボトル植え(→2011.12.3 バンダ・ロールver.1と命名)の提案
6.28 日本パフィオペディルム研究会で講演
5.10多摩蘭友会で講演
根腐れ防止の中芯入り植え替えの提案
4 コチョウランの店/鈴鹿フラワーとの共同研究開始
根腐れ防止の鉢底板・鉢底横穴・中芯入り衣替え(→洋ラン学園制服11.7.20)の提案

洋ランの鉢の含水量の半減期を発表、最高気温に着目
2008.7.19洋ラン病院
2008年(育て方2年目) .6.29日本パフィオペディルム研究会で講演(第一回となる、根岸園芸にて)、根岸園芸との共同研究本格化

根腐れ防止水やりのためのの透明ポット鉢替(→洋ラン学園制服11.7.20)の提案
9月園芸学会で発表開始向山蘭園との共同研究開始
2007.8.8初めての洋ラン」HP(洋ラン図鑑なども)開始、しばらくしてyahoo,google検索で同検索語でトップとなる
2007年 育て方(始め方)1年目 .5.15洋ラン栽培実験開始大阪テクノ・ホルテイ園芸専門学校の協力を得て

2005.9.19朝日新聞関西・中国・北陸版にサボテン栽培法の記事掲載
サボテン栽培で鉢の含水量の半減期を発見水やり直線を提案
サボテンの水栽培の研究が「農耕と園芸」にとりあげられる
2000 サボテンの栽培法の園芸学会発表開始
1995 サボテンの水栽培の研究を大学にて本格化
1990 サボテンの水栽培の研究を自宅で開始
1960頃 サボテンの栽培法について東京カクタスクラブ会長の指導を受ける