サボテン解体新書
2006.11提案
2007.1.29公開
2.3花・根・果実と種子概要追加

初めに
サボテンは変わった形をしています。特にサボテンだけが持っている刺座などがあります。

目次
1.刺座
2.花
3.根
4.果実と種

1.刺座
サボテンの特徴というと誰しも刺を思い浮かべるでしょう。しかし、バラやカラタチなど、他の植物にも刺はあります。普通の木のように幹に枝があって葉を付けている「木の葉」サボテン亜科で最も分かりやすいですが、葉の付け根の部分の枝の出る箇所に刺が生えていて、枝も生えてくる所があり、綿毛を伴っています。これを「刺座」と呼び、サボテンだけにある器官です。
花は刺座に着きます。大抵のサボテンでは、花は新しい刺座に1回だけしか着きません。従って、花が咲かなくなってしまったときは元気が無くなって新しい刺が出なくなった為のことが多いです。また、ウチワサボテンは、茎節のつながりでできていて、茎節は取れやすく獣などにくっついて運ばれて地面に落ちると根を出して増えますが、根は刺座から出ます。従って、ウチワサボテンを挿し木するときは、刺座が幾つか土に埋まるようにしておくと良く根が出ます。
北米球形サボテンの中には、蜜腺が刺座にある物があります。

2.
サボテンの花は刺に劣らず魅力的です。大きさは大きい物では孔雀サボテンや着生柱サボテンの夜咲きの径30cmを越える物があり、小さいのは体も最小の南米の松露玉の仲間で数mmしかありません。色は赤から桃色、黄色、紫、茶色や緑がかった物など限りなく豊富です。
メロカクタスやディスコカクタスのように、花座と言って、体のてっぺんに綿毛の塊を作り花を群開させる物があります。柱サボテンの花座は横に着く場合が多いです。

3.
サボテンの根で変わっているのは、乾燥に耐える為に水分が貯められるよう塊根状になっている物です。
また、サボテンの根は、砂漠では浅く広く張って、雨が降ったときに水が下に染み込んだり、地表から蒸発する前に、できるだけ効率よく吸収しようとしています。
雨季になったりして雨が降ると、さらに水を効率よく吸収する為、サボテンは数日で新しい根を伸ばします。これはrain rootと呼ばれています。サボテンの水栽培がうまく行くのはこのことが利用されているからです。また、挿し木をするときに、土に湿り気を与えたり、苗を水に付けたりすると発根しやすいのも、このことと関係しています。

4.果実と種子
サボテンの分類には、種の形や、果実が乾いているか湿っているかなどが良く使われます。
(詳しくはサボテン信州に連載)