サボテン日記(サボテン12か月)
2007.2.2公開
2.17気候の節目を強化
3.15写真掲載開始
3.28 2000年から再現開始
5.16月別目次開始
5.24 月の世話説明開始
6.1各月の開花
6.13-主な気温・気象の節目
6.22 サボテン日記と改題


初めに
奥一氏編の名著「サボテン12ヵ月」は1962年に発行され、サボテン栽培の基本から、各種の紹介や名人による栽培法までを網羅していました。一方、竹尾シャボテン栽培場の竹尾義信氏の「趣味のサボテン園芸」(1970)には、月ごとの管理のポイントが書かれた上に、日記風の短い記事もありました。当クラブの会長だった右田重雄氏の本は「サボテン栽培12ヵ月」(1977)で、初めに各月の栽培が詳しく述べられています。比較的新しい本では、平尾博氏のNHK趣味の園芸:「作業12か月・サボテン」があり同様です。ここでは、それらに倣って、サボテンの1年の動きの内目に付いたことを開花記事を中心にして、また季節の世話などを日記風に記して栽培の参考にしたいと思います。気候の節目は、サボテンの生育や世話の変わり目でもあるので書いていきます。温度などは大阪の例です。属・種名の緑色は北米産緑青は南米産です。開花記事の属の前の○内の数字は、年の初めからの開花の順です。

主な気温・気象の節目
2007.6.13-
サボテンの世話(水やり・遮光・保温・植え替えなど)の目安になる、温度と、梅雨・秋雨などの降水に着目しました。

真冬日(最高気温0℃未満)、大阪無し
冬日(最低気温0℃未満)、大阪無し
2月4日 最高気温15℃以上の始まり、大阪今年(立春頃)
3月22日 最低気温5℃未満の終わり、大阪今年(春分頃)
3月29日 最高気温20℃以上の始まり、大阪今年(3月4日に例外あり)
4月27日 最低気温10℃未満の終わり、大阪今年
4月30日 夏日(最高気温25℃以上)の始まり、大阪今年              温室遮光開始
6月8日 梅雨入り(関東・平年)
6月12日 真夏日(最高気温30℃以上)の始まり、大阪今年(昨年は6月1日)
6月22日 夏至(太陽高度最大・昼が最も長い)
7月8日 熱帯夜(最低気温25℃以上)の始まり、大阪昨年
7月14日 猛暑日(最高気温35℃以上)の始まり、大阪昨年
7月20日 梅雨明け(関東・平年)                            遮光本格化
8月26日 猛暑日(最高気温35℃以上)の終わり、大阪昨年
8月末−9月初め 秋雨前線(停滞前線)現れる、10月半ばに寒冷前線が現れるまでまで 日光不足・過湿注意
9月18日 熱帯夜(最低気温25℃以上)の終わり、大阪昨年(秋分頃)
9月18日 真夏日(最高気温30℃以上)の終わり、大阪昨年(秋分頃)
10月27日 夏日(最高気温25℃以上)の終わり、大阪昨年
11月8日 最低気温10℃未満の始まり、大阪昨年                  屋外・温室、保温・防寒準備
12月4日 最低気温5℃未満の始まり、大阪昨年                  保温・防寒本格化

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7月
6月
5月
2007年3−4月
2000年9月−2007年2月(抜粋)

22日 気圧の谷が近づいて天気が下り坂との予報。気圧の谷とは、地上ではなく高度約5000m程度の所の低気圧のことで、普通の天気図ではなく高層天気図に描かれている。偏西風(高度約9500m)が蛇行していることは良く知られているが、南にふくらんだ所に対応するらしい。雨は短かそうなので水やりは待つことにする。白斜子、雲峰、レブチア、しばらく害虫がなりを潜めている。
21日 連日40℃、バラ丸開花、室内ではAテロカクタス太白丸、青花蝦、長久丸(テロカクタス)、紅梅殿
20日 温室の温度が今年初めて40℃を越えた。近くの巣から秋に飛び込んでいたアシナガバチが飛び回った。
下旬になると最低気温が3℃を下回ることは少なくなってくる。根の活動が期待できるのでそろそろ植え替えを始めても大丈夫か。
17日 前線が大陸から次第に列島の南岸に移動してくる。曇後。多肉植物の小苗から植え替えを始める。
14日 春一番が吹いた。立春以降で初めて吹く南よりの強い風(風速8m/秒以上)」のことだそうだ。最大瞬間風速は20mだった。西高東低の冬型の気圧配置が不安定となり、低気圧が西から東へと通るようになって特に日本海にあり、南から風が吹き込むと起きる。気温が高くなる。ただし前後では低気圧の為に雨が降る。また、冬型気圧配置に戻ると急に寒くなったりする。水やりに気を使うことになる。2月で2回目の。10mm。薫染丸(ギムノカクタス)、千波万波、翠晃冠錦、月華玉(ペディオカクタス)(スクレロカクタス)、ユーベルマニアグミフェラ(ノトカクタス)、蛇褐丸、銀翁玉、白翁玉、多留多留玉(ネオポルテリア)
12日 綾波の新しいが目立ってきた。マミラリアや、冬咲きサボテンの先頭を切って@ツルビニカルプス昇竜丸開花が続く
9日 今月初めての。3mm。
6日 今日は昨日以上に暖かい。今年初めて最高気温が15℃を越え、最低気温も5℃を越えた。おかげで、コナカイガラムシゴキブリまで動き出した。ロフォフォラも萎びが目立つ。
5日 今日は寒気団が去って春の陽気になると予想されていたが、実際温室の最高温度が初めて35℃を越えた。外気の最高気温は14.3℃、最低は0.4℃だったそうだ。春の温度の上がり方は早い。立春は水やり方式にとって一つの区切りになりそうだ。但し、土の乾きばかりに気を取られて、根が目覚めない内に過度の水やりをしないように注意しなければならない。
4日 今日は立春。冬至と春分の中間に当たる。2月に入ってから、晴れの日にはほぼ最高約30℃になる。外周1/3水やり法では1週間程で殆ど乾くようになったので、1/2水やりに変えつつある。紅花ウチワカイガラムシが、早くも孵化したようで、黄色く半透明な子虫(一齢幼虫)らしい物が見える。カラがないので殺虫剤で駆除できる。ワタムシの袋を開けたら紫色の子虫がいた。大きくふくらんで毛が豊かになった繭は子虫がいることが多いので、出てくる前に重点的に除くと良い。子虫を取りきれないことがあるので後で殺虫剤をかける。
3日 今朝はこの冬一番の寒さ最低気温は0.4℃だったそうだ。が、菊水(昨年は1月末)とAcharagmaのアグイレアナスに付いている。菊水は4月にならないと咲かないようなので開花までの日数が割に長い。Echinocereus重さが減っている。活動を始めて蒸散が増えているようだ。
2日 ディスコカクタスの生長点近くを虫眼鏡で覗いたら、ハダニが動いていた。1月末から温室の最高温度が30℃を越すようになってきたことと関係があるのだろうか。慶松玉の刺にもが沢山越冬している。フライレアのは花がらを放っておいたらコナカイガラムシの住みかになっていた。これは殻が無いので殺虫剤で駆除できるが、冬は地中に潜るという特技を持っている為、いつの間にかまた出てくることがある。
2月

30日 温室で水栽培をしている単刺ウチワ将軍、それに弁慶柱の1本の重さが底を打って増え始めてきた。根を見ると白い新根が活発に出始めている。他の種類はまだだ。
22日 ツルビニカルプスのバラ丸、昇竜丸、精巧殿が付いた。
21日 大寒、これから立春までは一番寒い時期だ。最低気温は最も低い。
17日、温室の桜キリンが年内は元気だったがこのごろ目立って萎れてきた。サボテンの中で最も冷害が顕著なようだ。最低気温約1℃がこれまでに何回あっただろうか。昨年は室内に入れたが28日に葉が出始めた。
2007年1月

27日 ギムノカクタスの白鯱が付いた。
23日 冬至。昔は二至二分と言われ夏至や春分・秋分と共に基本的な変わり目。
12日 水栽培の王冠竜が付いた。
5日 開花竜角牡丹、アガベ牡丹、黒牡丹
12月

24日 花跡竜角牡丹、アガベ牡丹、黒牡丹
このごろは殆どの鉢に対する水やりを、外周水やり=鉢の縁に鉢底まで水が届く量(最大保水量=底から溢れるまで水やりしたときの量の約1/3)やる方式−としている(栽培法:学会発表2007年春参照)。晴れが続けば冬でも翌日には表面が乾き始め、翌々日には乾いてしまうので、過湿が無く、水やりの心配が減った。
11月

今年の秋は本格的な植え替えは殆どしなかった
23日 花跡亀甲牡丹、開花中三角牡丹、竜角牡丹
20日 ツルビニカルプスのロゼイフロラ、マミラリアの黄神丸開花、柱の神代が大きくなった。
13日 亀甲牡丹、竜角牡丹に
12日 レブチアと水栽培の花笠丸
10月

22日 秋分
秋雨前線、主に9月の後半に見られ、秋の長雨の原因。夏の太平洋高気圧が次第に弱まり、一方北の大陸から涼しい高気圧が南下し始めて、境にでき、停滞しやすい。南北に上下を繰り返す為長期間に渡ることがあり、台風と重なると前線が刺激されて大雨となる。
7日 紅花ウチワ赤いダニ小平丸黒いダニ
5日 柱サボテンのクレイストカクタスのサマイパタナスが屋外で蜂鳥に合わせた鮮やかなオレンジ色の筒状を咲かせ、温室ではディスコカクタスが夜に白くて香りのあるを咲かせた。
9月

30日 ツルビニカルプスのバラ丸、デキソニアエ、ポラスキイ、長城丸、アロンソイ、咬麗玉、オブレゴニアの帝冠、マミラリアの蓬莱宮、フェロカクタスの虹裳竜、ロフォフォラのディフューサ、烏羽玉、銀冠玉、ギムノの翠晃冠錦など
23日 処暑、この頃から温度が下がり始める。24節気の一つ。
20日 最高気温37.8℃だった。
最大量水やりでは、弱い種類が腐ることがあるので、半量水やりを適用。
8月

26日 梅雨明けで鉢の乾きが激しくなったので、遮光を強めた。乾季と合わせて最高温度を約40℃までにしたいと考えている。
17日 ギムノの光琳玉、応天門、マツカナの妖仙玉、パロディアの緋繍玉
7月

21日 花籠に19日に水をやったら翌日蕾が見え、その翌日である今日にはが咲いた。小さな苗では、このように水をやると直ちに蕾が大きくなることが良くある。言い換えれば、水が切れると咲き損なったり、開花が少なくなると言うことだ。
21日まで 梅雨のさなかでも晴れの日が続くと小鉢の乾きが激しいので、7.5-9cm径の鉢の根元に土を盛る。衣替えの積もりである。
15日 マミラリアの翁玉刺なし星月夜開花。夏咲きである。
10日 パロディアの緋繍玉オツエミス開花
8日 近畿地方が梅雨入り。初夏から梅雨入り前に水を切らすと休眠してしまうことがあるが、今年は何とか持ちこたえて瑞々しいまま梅雨を迎えた。
6月

25日 ずっと屋外で栽培しているマミラリア多稜玉類開花
24日 とツルビニカルプスの烏城丸群生開花
18日 温室は花盛り
6日 蝦サボテンの銀紐、ロビビアの狂風丸、ギムノの王冠玉、猛鷲玉、アッチラセンセ、アカントカリキウムの桜春丸開花ノトカクタスの雪光は終り。
5月

25日 翠平丸開花
24日 温室は花盛り遮光を始める
21日 強刺類の大鉢を抜く
7日 ギムノ、コピアポア、光山、ロフォフォラを抜く
6日 有星類とテロカクタスを抜く
4月

17日 綾波に15日にが見えたと思ったら今日が見えた。
10日 北米球形種の小型類を抜く
9日 コリファンタを植え替えの為に抜く
3月

22日 マミラリアに水をやってから雨続きでずっと乾かなかったが、晴れて30℃を超す日があったら表面が乾いた。
2月

11日 Ferocactus緋翔竜が2年ぶりに出てきた。昨年はビニールハウスからガラス室に移動しているので、前より寒くなったのが咲かなかった原因かも知れない。そういえば、稜間が白くなっていたが、あれは凍傷だったようだ。烈刺玉にも似た跡が付きやすい。(ギムノの応天門も後で同様)
2006年1月

6日 室内で水栽培しているFerocactus紅洋丸と虹裳竜が咲いた。
 
10月


18日 ビニールハウスで水栽培しているEchinopsis魔剣丸が夜に咲いた。翌日の昼過ぎまで開いている。

2000年9月