サボテン日記(12か月、2007年8月)

8月の気候と世話
7月14日 猛暑日(最高気温35℃以上)の始まり、大阪昨年
7月20日 梅雨明け(関東・平年)                       遮光本格化、棚下利用、夜間温度の低減
8月26日 猛暑日(最高気温35℃以上)の終わり、大阪昨年
8月末−9月初め 秋雨前線(停滞前線)現れる、10月半ばに寒冷前線が現れるまで 日光不足・過湿注意

8月は、7月20日前後に梅雨が明けると猛暑になり、最高気温35℃以上の猛暑日が昨年の例では7月は1日しかなかったのに対して8月は16日もあります。しかも、夜間温度が高く、熱帯夜(最低気温25℃以上)は6月が1日、7月が16日、8月は25日(最低気温の最高は28.3℃)となっていて、サボテンも多くの種類は夏バテします。一方8月末には猛暑日も終わりに近づき、早くも秋雨前線が現れて日照不足を生ずることもあります。
昼の高温対策は引き続き必要で、遮光を強める必要がある場合もあるでしょう。最高温度を引き続き40℃程度に抑えられることが望ましいです。冷房を用いる人もいるようです。しかしむしろ夜間温度を下げる工夫の方が重要です。外気の最低温度は28℃以下ですから、温室内も25−30℃以下にできると良いと思います。夜間の換気や夕方の潅水や水打ちが効果的です。また、暑さに弱い種類は温室ではできるだけ涼しい所に置いてやります。棚下もこの時期はカビが生えたりしないので利用出来ます。
柱や黄刺系強刺類などの強健種や夏型の烏羽玉類、牡丹類、光山などや、一部のギムノなど元気な種類もあります。有星類、テロカクタス、コリファンタ、花籠類、弁慶柱、(コピアポア)などは高温を好む種類と言えるでしょう。
夏は暑さに目が向きがちですが、夏至を過ぎると昼がどんどん短くなり(例えば日の出は約2日につき1分ずつ遅くなる)、日の高さは低くなっています。

8月の開花(属・亜属)、赤は新規、青は北米、緑は南米
アカントカリキウム  桜春丸(水栽培)
アストロフィツム   兜
エキノプシス     奇想丸、魔剣丸、金盛丸
オブレゴニア     帝冠
ギムノカリキウム   海王丸、天賜玉
クレイストカクタス サマイパタヌス
コピアポア
コリファンタ     オドラータ(薫大将)、魔象丸、玉獅子
ツルビニカルプス 烏城丸、ポラスキ、スワボダエ
ディスコカクタス     シリシコラ
テロカクタス        竜王丸
フェロカクタス(夏咲き種) 金赤竜、虹裳竜、巨鷲玉
フライレア         士童
ブロスフェルディア    松露玉
マツカナ(夏咲き種)  奇仙玉
マミラリア(夏咲き種)  薫光殿、翁玉
メロカクタス
ロビビア         美女丸?
ロフォフォラ       烏羽玉、翠冠玉
ワインガルティア    花笠丸


31日 フライレア士童開花

30日 前線は停滞し、徐々に南下していて曇りである。オブレゴニア帝冠ロフォフォラ烏羽玉、翠冠玉ワインガルティア花笠丸(水栽培)アカントカリキウム桜春丸(水栽培)開花赤刺フェロカクタスが伸び始めた。フライレアなどが生長して肥大し、稜間に新しい表皮が広がる。
29日 エキノプシス金盛丸開花。夜半にやっと本格的に開きかけた。
28日 曇りがちである。最も高温の20日の前後は花が少なかったが、猛暑を過ぎてまたが出始めた。アストロフィツムコリファンタ玉獅子、魔象丸、鳳華丸ディスコカクタスシリシコラ開花テロカクタス天晃ツルビニカルプス、ロビビア、スルコレブティア、ギムノなど多くの種類が生長して肥大し、稜間に新しい表皮が広がる。
27日 温度の上では猛暑日が続いているが、天気図を見ると、停滞前線が東北地方を横断し、空は曇りがちで、盛夏を過ぎ秋が近づいている。季節の変わり目には前線が停滞する傾向があるが、夏から秋の変わり目には、夏の太平洋高気圧と冬の大陸の低気圧が共存し特に秋雨前線となる。雲は主に前線の北側にできる為、雨が降るのも主に北側である。低気圧に伴う停滞前線の場合は低気圧の近くでは前線の南側にも雲が広がる。テロカクタスが伸び始めた。
23日 最低気温が1日以来初めて25℃を下回り、23.8℃。昼間も停滞前線により曇り。最高気温も9日以来久しぶりに35℃を下回り31.6℃で連日の雨。
22日 大阪の猛暑日は8日続き、8月の降水量は未だに0であったが、夜に寒冷前線により雷雨。初めてまとまった雨が降った。低気圧が日本海から樺太沖に出没するようになった。
21日 東京では秋を告げるつくつく法師が鳴き出したそうだ。
17日 ツルビニカルプススワボダエポラスキ開花
14日 アカントカリキウム桜春丸(水栽培)開花
11日 エキノカクタス小平丸開花
10日 ついに大阪の最高気温が35.3℃となり、今年初めての猛暑日。全国的にも猛暑が始まったようだが、去年が3日から11日まで1日を除いて猛暑日だったのに比べるとやや低い。去年の猛暑日の最終は26日であり、猛暑はあったとしても後2週間に過ぎない。一方熱帯夜は去年は21日まで続いたがその後は徐々に下がり始めた。そろそろ秋の植え替えの準備などを考え出す頃だ。マツカナ奇仙玉クレイストカクタスサマイパタヌス開花。いずれも南米トリコセレウス連で朱色に輝きハチドリの交配に合わせて筒状花となっている。マツカナの一部は夜も開いている。
奇仙玉

サマイパタヌス


9日 コリファンタ竜王丸マミラリア刺無し星月夜コピアポア公子丸、水栽培のワインガルティア花笠丸ギムノカリキウム紅蛇丸開花
刺無し星月夜

公子丸

花笠丸




海王丸

天賜玉

8日 立秋、まだ猛暑日は無いが、2日以降熱帯夜が続いている。夜温を下げることが重要である。日は低く短くなり、換気が十分で最高温度を40℃前後に抑えられるなら無遮光でもフェロカクタスやマミラリアなど大半の北米球形種は元気である。但し超小型種は過乾に注意する必要がある。水栽培のフェロカクタス金赤竜、黄刺金赤竜、虹裳丸、ディスコカクタスシリシコラなどが開花。温室に香りが満ちた。
黄刺金赤竜

虹裳竜

シリシコラ(夜咲き、有香)

松露玉(球形種中最小で最古)

7日 テラスでロビビアの美女丸?テロカクタス竜王丸などが開花


1日 関東地方が梅雨明けと報じられる。他より遅く平年より12日遅いそうだ。北米産球形種のオブレゴニア帝冠コリファンタオドラータロフォフォラ烏羽玉ツルビニカルプス烏羽玉マミラリア薫光殿翁玉、水栽培のフェロカクタス金赤竜、南米産球形種のギムノカリキウム海王丸、天賜玉メロカクタス海王丸ブロスフェルディア松露玉などが再び開花中コリファンタ魔象丸、玉獅子マツカナ奇仙玉エキノプシス奇想丸、などに


薫光殿

翁玉

金赤竜

烏羽玉





サボテン日記(12カ月)初めに戻る