サボテンの害虫

2007.1.28開始
2.13害虫予報開始
3.18薬害開始
初めに
サボテンの害虫は、カイガラムシ、ワタムシ、ネジラミ、アカダニなどと呼ばれているのが主です。殺虫剤をかけたり、鉢土に混ぜたりする対策が取られていますが、困っている人が多いようです。本などを見ても、害虫の写真が載っていることは少なく、どんな生態かの説明も殆どありません。どんな虫か知らなかったり、いつどのように対策を取ればよいか分からないのが普通のようです。
害虫対策をするには、今害を与えているのがどんな虫か知るのがまず基本です。中には肉眼では殆ど見えない程小さな虫もありますが、観察した写真の例を示して、どんな虫がいるかを見てみましょう。また、どの害虫が何時どのように繁殖するのかなど生態を知ると効果的な対策をすることができます。そこで害虫の生態で分かったことを写真を使って説明します。

目次
1.害虫図鑑
2.害虫の生態
3.駆除法
4.薬害
5.害虫予報

1.害虫図鑑:主な害虫と被害の様子
サボテンの害虫のうち、カイガラムシ、ワタムシ、ネジラミはいずれもカイガラムシの仲間です。カイガラムシはこの他にコナカイガラムシもあります。
カイガラムシは、昆虫の仲間です。これらは、サボテンについて我が国にやってきた外来の害虫です。
アカダニは我が国でハダニが色で区別されていた頃にそう呼ばれるようになりましたが、このごろではカンザワハダニやナミハダニのように呼ばれます。
カイガラムシと違って、我が国で他の植物に付いている物がサボテンに伝染するので、退治しても再発します。
最初に、沢山繁殖してしまった場合の様子を示します。

1.カイガラムシ
バラなどに着いているのと似た大きさ2-3mmの丸い虫
刺座や稜間の溝に多い
多くなると、取り除いた後でも葉緑素が色を失ってしまい、表皮が黄色くなる


2.ワタムシ
体表や刺に大きさ2-3mmの楕円形の綿のような袋が付きます

多くなると特に生長点近くなどで茶色っぽい油が浮き、刺座近くが黒いススになることもあります。

3.ネジラミ
培養土中の根の周りに白い楕円形の袋がある。白くて半透明のウジ状の虫も見えることがある。
多くなると根の吸水が衰える(枯れにつながる)


4.コナカイガラムシ
生長点や疣の間に楕円形で横筋の虫が群れ、周りがクモの巣のようになっている。
巣から離れて1匹でいることも多く、冬は地中に潜り込むこともある
巣の部分が傷む


5.赤ダニ
肉眼では殆ど見えないが、体表をとても小さな赤っぽい虫(約0.3mm)が動き回っている。
表面の色が変わって鑑賞価値を損なう。
色は黒っぽい緑や灰色のこともある。




6.その他
アリや、ナメクジや、ゴキブリなどが害をします。

真っ赤で3mmほどもある大きなダニも初夏に短期間でてきますが、タカラダニと呼ばれ無害です。

屋外のウチワサボテンで木に着くロウムシが越冬していました。