ウチワサボテン亜科
2007.1.31開設
4.15 国際分類属の詳細、南米円筒種名リスト
4.26 代表種・産地説明、写真掲載
5.14写真追加、Opuntia fragilis情報
初めに
ウチワサボテンは一般に木の葉サボテンと柱サボテンの間に位置すると言われてきました。国際分類ではウチワサボテン亜科は15属に分けられています。遺伝子解析により、それらの系統関係や他の亜科などとの関係が検討されているのでそれを紹介します。
写真の一部は大阪カクタスクラブの野崎幸正氏の提供。
各属・各種の解説や栽培・自生地の写真などが下記のHPにあります。
http://tephroweb.ch/index.html


1.ウチワサボテンの分類の歴史
アンダーソンのサボテン科によると、Opuntiaの用語が最初に用いられたのは1700年で11種が記述されました。代表的な属であるOpuntiaの属名が決定したのは1754年です。その後色々な属が分離されました。ウチワサボテン亜科が設けられたのは1898年Schumanによってだそうです。国際系統学グループでは下記の15属を挙げています。
1. Austrocylindropuntia 1938 南米・円筒 11種
2. Brasiliopuntia 1926 ブラジル・扁平 1種
3. Consolea 1862 カリブ海・扁平 9種
4. Cumulopuntia 1980 南米・低円筒・群生 20種
5. Cylindropuntia 1935 北米・細棒 33種
6. Grusonia 1919 北米・円筒 17種 (Corynopuntia, Micropuntia, Marenopuntia)
7. Maihueniopsis 1925 北米・低円筒 18種 (Puna)
8. Miqueliopuntia 1980 チリ・円筒 1種
9. Opuntia 1754 南・北米、扁平 181種 (Nopalea)
10. Pereskiopsis 1907 メキシコ、葉 8種
11. Pterocactus 1897 南米、円筒・塊根 9種
12. Quiabentia 1923 南米、葉 2種
13. Tacinga 1919 ブラジル、扁平 6種
14. Tephrocactus 1868 アルゼンチン、円筒 6種 (大半がCumulopuntiaに移動)
15. Tunilla 2000 南米、扁平 9種

2.遺伝子解析によるウチワサボテンの分類と系統
遺伝子系統解析に基づくグループ化
図鑑
北米葉
Pereskiopsis
diguetii 1898 (velutina 1907) キリンウチワ
密な藪になり、基から枝を出し、高さ1-2mで幹は未発達。茎は赤緑で細い毛があり、径4-8mm。
葉は楕円から、基はくさび形で長さ2-6cm、幅1.5-3cmで細い毛がある。
刺座は白っぽく亡刺があり毛と数本刺がある。刺は茎に1-5本で幹には多く、真っ直ぐでほぼ黒で年と共に灰色になる。
花は黄色で長さ3-7.5cm、径3.2-4.5cm。果実は尖るか楕円球で橙色から黄色で時には赤くなり、亡刺多い。
メキシコのグアナハト、ケレタロ、メキシコ、モレロス、オアハカ、ヤリスコ、ミチョアカン、ゲレロ州。

南米葉
Quiabentia
ペレスキオプシスに似て、細棒の藪・灌木状、南米産。
verticillata 狼煙台
ボリビア・パラグァイ・北アルゼンチンの乾燥低地
zehntneri
ブラジル・バイア州。

南米葉・円筒
生産者も趣味家も多くの種類をテフロカクタスとして扱っていたり、他の属になっている場合も混乱が多いです。
また正式な学名でなかったり、カタカナ表記が間違っている場合も多く、種類を同定出来ないことがあります。
最近の国際系統学グループの分類では6属に分けられて以下のようになっています。
エクアドルからチリ(アルゼンチン)までのアンデス山脈とアルゼンチンのモンテ・パタゴニア砂漠に産します。
属によって性質や栽培法が変わると思われるので、正しい分類の知識が必要です。
例えば難物と言われテフロカクタスとされている細い毛に覆われた種類は、アンデス高地産のアウストロキリンドロプンチアと思われます。
このページにも間違いがあると思われますが参考の為に掲載します。

Austrocylindropuntia アルゼンチン、ボリビア、エクアドル、ペル
藪か灌木状で高さ0.5-5m、根は太い。茎は円筒状、葉は長持ち、花色は黄・赤・桃、
一部はアンデス高地産
cylindrica 1783 1 大蛇
エクアドルの中部高地産。
floccosa 1845 2 鷹翁 udonis1935
刺座は毛髪を伴う。刺は少なく黄色で長さ2cm。
アンデス高地、北ペルから南はボリビアのラパスまで。
hirschii 1957 3
ペルのアンキャシュ。
lagopus 1903 4 (Te.) 賽翁ウチワ
葉は長さ7mmで毛に隠される。
ペルのアヤクチョから南はボリビアのラパスまで。

pachypus 1904 5
ペルのリマから北はアンキャシュまでだが高地ではない。
punta-callan 1957 6
ペルのアンキャシュ。
shaferi 1919 7 刺珊瑚
刺の長さ5cmで時に毛髪かbristelesを伴う。
アルゼンチンのフフイ。
sublata 1845 8 将軍
樹木状・多くに分岐、高さ4m、茎長く伸び長さ50cmでやや取れやすい、明瞭な疣状で数個の螺旋状菱形から楕円形、刺座は疣の上寄り、鈎刺が発達、刺は1-4本で真っ直ぐ上向き・灰白色で長さ8cm、花は赤色で余り開かず長さ6cm、径5.5cm、
アンデスのペルの狭い原産だがアルゼンチンやボリビアに広がる。

verschaffeltii 1898 9 登竜
ボリビアのラパスから南はアルゼンチンのカタマルカまで
vestita 1845 10 翁ウチワ
茎は茎節に分かれない、ボリビアと北アルゼンチン
yanganucensis 1957 11
ペルのアンキャシュ。

Cumulopuntia 南ペル、ボリビア、チリ、北アルゼンチン
小さな茎節が低く密集したクッションを作る、花色は黄か赤、アンデスの主に高地産
boliviana 1845 1
群生、円筒から楕円球、高さ7cmまで、頂点は疣状。疣は最初は明瞭だが後に不明瞭で茎節の上寄りのみが普通。刺座は疣の上よりにあり、約15個で頂部の物には刺。刺は1-4本直立かやや放射、真っ直ぐで断面は丸かやや扁平で一部は細くて柔らかく、黄色から赤茶で時にbristlesを伴い長さ4cm。花は黄色で長さ4cmで萼の上の方はbristles。果実はほぼ球形で多肉で緑色で刺はないが時に数本のbristles。
花は黄色で長さ4cmまで
アルゼンチンからボリビア、チリ、ペルにかけてのAltiplano高原
インカの兵帽(Tephrocactus )

野崎

?(鉢7.5cm)
chichensis 1952 2, (T. ferocior 1953)
群生してクッションを作り、広がり1mかそれ以上。茎節は楕円球状、草緑色、疣状、長さ10cm。疣はやや菱形水平に格子状。刺座は30かそれ以上で茎節を覆い、半分近くが刺で覆われる。刺は変化が多く、16本かそれ以上、真っ直ぐか曲がり、放射状かinterlace、白から金茶色で長さ5cm、花は金黄色、
アルゼンチンフフイからボリビアのポトシまで。


(鉢7.5cm)
corotilla 1913 3
crassicylindrica 1956 4
dactylifera 1913 5
frigida 1980 6
fulvicoma 1956 7
galerasensis 1981 8
hystrix 1980 9
ignescens 1913 10
mistiensis 1936 11
pentlandii 1845 12
群生して密なクッションを作る。茎節は小さく球形から短円筒、年取るに連れて長さよりも幅広くなり、上側に刺座が15個で長さ2.5cm。疣は低く不明瞭で後には無くなる。刺座は黄色の毛を伴い上の方では刺がある。刺は1-6本、刺座の下寄りにつき、白でbristle likeで曲がり放射状長さ、花は短く黄か赤で長さ3cm。果実は樽状で長さ3.5cmでほぼ刺はない。
ボリビア・ペル・北アルゼンチンの高地産。
(Tephrocactus suinerumis glomeriata)



?(鉢7.5cm)

pyrrhacantha 1899 13
rossiana 1953 14
sphaerica 1861 15 (Tephro. sphaericus)一寸法師
小さく取れやすくやや直立でほどほどに分岐。茎節長さ2.5-6cm。疣は発達しないか無い。刺座は茎節当たり25-80かそれ以上で、径は3-6mm、密で発達、茎節の基まで広がり大部分に刺がある。刺は2-15本で変化が多く、強くて真っ直ぐや時には曲がり不揃いで、赤みがかり年を経ると色が薄くなり、長さ4cmで時には少しのbristlesに退化。花色は橙、長さ4cm、花弁は広く縁に刺。果実は球形でやや刺がある。ペルのアヤクチョからチリ中部までの低地に分布し変化が多い。

(鉢10.5cm)
ticnamarensis 16 1980 16
tortispina 1980 17
tumida 1981 18
unguispina 1937 19
zehnderi 1957 20

Maihueniopsis ペル、ボリビア、チリ、アルゼンチン(低地・砂漠)
樹木状でなく密に分岐しクッションを作る、茎節は不明瞭で長さ2-20cm。根は太い。刺座は窪んでいる。刺は平らなことが多い。花色は黄。
archiconoidea 1980 1
広がり20cm。根が深い。茎節長さ1.7cm。
atacamensis 1860 2
クッションの高さ30cm、広がり60-80cm。茎節長さ2.5cm。

bonnieae 1997 3 (puna bonniae)
径15cm、直根太い ほぼ最も最近記載された種類

野崎


camachoi 1933 4
楕円球長さ4cm。
チリ
clavarioides 1837 5 茸ウチワ、綴化:白鶏冠
小さく群落になる。茎節長さ2-3cm。
根は大きく分岐は少ない。
茎節は疣がなく暗い茶色で円筒から半円水で時には頂点が平ら。
刺座はとても小さく多くて茎節の頂部は多く下では少ない。刺は10本までで表面に沿う。
花は横に咲き黄緑からオリーブ緑色で長さ4cm。萼には毛とbristles。果実は洋梨形で乾いている。
アルゼンチンのサンファンとメンドーサ産。

(鉢10.5cm)

colorea 1963 6
小さな藪を作る。茎節は疣があり長さ7cm。
crassispina 1980 7
群生してクッションを作る、茎節の長さ7cmまで、刺座は大きい、中刺は1-4本、白で先は黒く長さ5cmまで、花は不明
チリ、アタカマ州、コピアポの北東産

(鉢7.5cm)
darwinii 18378, hickeni 1919
高さ4cm。茎節やや疣状で長さ4cm。
アルゼンチン
domeykoensis 1980 9
低いクッションを作る。茎節円錐から楕円球で長さ5cm。
glomerata 1830 10, reichianus 1940 (T)
群生して半球状のクッションを作る。
茎節は楕円球状で先が尖りやや疣があって長さ2-5cm。
刺座は小さく茎節当たり約20でフェルト状で頂点の1-2個は刺がない。
主刺は1-2本でやや平たく、ほぼ上向きで真っ直ぐで長さ5cm。
従刺は0-2本でbristle状。
花は濃い黄色で長さ5cm。
果実は球形で刺はなく緑色で後に黄色み。
アルゼンチンのフフイ州産。

?(鉢7.5cm)

grandiflora 1980 11
クッションの広がり2m。
花は金黄色で長さ8.5cm。
チリのコキンボ産。
minuta 1935 12
小さく部分的に地中に隠れる。
北アルゼンチン
nigrispina 1898 13
高さ1-2m。
ボリビアとアルゼンチン産。
ovata 1837 14, russellii 1919
群生して高さ10cm、広がり50cmの小さく密なクッションを作る。
茎節は楕円球で先細りで長さ3cm。
鈎刺が発達。刺は3-8本でやや平らで赤茶から黄色で長さ2cm。
花は輝く黄色で長さ4.5cm、径5.5cm。
アルゼンチンのメンドーサとサンファン州と多分チリ産。
(Tephrocactus russellii 1919)

野崎

(鉢7.5cm)
rahmeri 1980 15
subterranea 1905 16
tarapacana 1891 17
wagenknechtii 1980 18

Miqueliopuntia 1980 アタカマ砂漠(チリ)
miquelii 1840
小さく直立して藪を作り高さ1.5m広がり数mになる。
茎節はしばしば古い茎節の先端にでき、節に分かれ、円筒形で、若い時は艶消しで長さ7-20cm、径3-6cm。
疣は発達している。
葉は多肉で先端は赤く長さ3-5mm。
刺座は約60個で茎節の全体に分布し毛がある。亡刺は常にあり赤茶色で長さ4-8mmで普通は刺座の上寄りにある。
刺は全ての刺座にあり、多数でばらつき長さ8cm。花は茎の頂点近くに咲き、完全には開かず白から濃いバラ桃色で長さ7cm。
果実は球形から楕円球で濃い緑から白み。
メキシコの円筒ウチワサボテンの白峰を思わせる。
エルキ谷から北はコピアポまでのアタカマ砂漠産。

Pterocactus 1897 パタゴニアからサルタまで(アルゼンチン)
araucanus 1964 1
australis 1899 2
fischeri 1914 3
gonjianii 1982 4
hickenii 1919 5 怒黄竜, (skottsbergii 1919)
茎が多い。
根は太く、幾つかの首の細い部分に分かれる。
茎節は球形から円筒で、長さ2-5cm、径1cm、全体が刺に覆われる。
亡刺多い。刺は約20本、針状で真っ直ぐで硬く、色は茶から黒で時には黄色で、長さ10-20mm。
花は頂点に咲き黄色で桃色の縁で長さ・径3cm。
産地はアルゼンチンのチュブツとサンタクルス州。

megliolii 1971 6
reticulatus 1971 7
tuberosus 1837 8 黒竜
茎はprostrate数本。
根は大きく太い。
茎節は円筒で、疣はなく茶色か緑茶色で、長さ7-20cm、径0.5-1.5cm、刺座の下に立野紫の線。
刺は8-12本、色は白味、長さ5-10mm。
花はレモン黄から茶黄色か銅色で径3ー5cm。
産地はアルゼンチンの北部一帯でサルタからネウケンやリオネグロ州まで。


(鉢9cm)
valentinii 1899 9

Tephrocactus 1868 チュブツからサルタまで(アルゼンチン)
小さい藪を作り先端は分岐し、シュートは上に連なる。
茎節は円筒から楕円球で区切りは明瞭。
葉は小さい。刺座は窪み
アルゼンチンのサルタからチュブツ州まで。
alexanderi 1923 1 蛮将殿
小さく直立しやや分岐。茎節は球形からやや伸び、疣状で長さ2.5-5cm。
刺座は小さく茎節当たり30-60かそれ以上で、基まで伸び大部分に刺がある。
刺は15本まで、真っ直ぐで数本は硬く真っ直ぐで残りは細く放射状で色は暗い。
花は大きく白からバラ色。
果実は乾いて皮は薄く、縁に細いbristles。
アルゼンチンのラリオハとサルタ州。

野崎

(鉢7.5cm)

(鉢7.5cm)
aoracanthus 1856 2 槍武者, (ovatus 1830)鵞鳥和尚
直立しやや取れやすくやや分岐。茎節は楕円球形から円筒、疣が発達し長さ8cm。刺座は小さく茎節当たり60までで、基まで伸び上寄りの物に刺がある。刺は7-8で、硬く真っ直ぐで長さは不揃いで色は赤茶から黒で断面は丸く長さは15cmかそれ以上。花は大きく白からややバラ色。花弁に時々長さ1.5cmの刺。果実は乾いて刺がある。
アルゼンチンのラリオハ・サンファン・コルドバ・北メンドーサ州。

(鉢7.5cm)

articulatus 1837 3 逢魔時、andicolus姫武者、diadematus武蔵野、strobiliformis松笠ウチワ、昼のみさ
直立しやや枝、時々ビーズ状で取れやすい。茎節はほぼ球形から短円筒、疣が発達し明瞭な螺旋状で長さ10cm以上。刺座は茎節当たり30-40かそれ以上で、基まで広がり全部か上半分に刺があるが刺がない場合もある。亡刺はーー。刺は1−4本か無くて、平らで曲がりやすく長さ10cm、幅4mm以上。花は白から桃色で萼には刺座で刺はない。果実は樽形から円錐状で乾いて皮は薄い。
アルゼンチンのメンドーサから北はサルタ、東はサンルイス・コルドバ・サンチャゴ州。

野崎
diadematus武蔵野
長刺武蔵野
昼のみさ



diadematus黒みさ

(鉢7.5cm)

geometricus 1934 4 習志野

野崎

molinensis 1923 5 蛸壺
weberi 1905 6
藪状で直立し基や先で分岐し高さ20cm。茎節は円筒、密に並んだ疣があり長さ3-10cm。疣の形は明瞭だが発達はしていない。刺座は小さい。亡刺は濃い赤色で少ない。刺は5-10本で少ないこともあり、針状で長さ3-5cmで曲がりやすく、黄色か赤味がかり上向きは直立し下向きは細く体表に沿う。花は黄から橙黄色で長さ3cm、萼は疣状で短いbristle。果実は扁平で疣状で乾いて皮は薄くbristles。
アルゼンチンのサルタ、西ツクマン、ラリオハ州。

野崎

(鉢7.5cm)
knehnrichianus 不詳

野崎
oligacata 不詳

野崎




北米円筒
Grusonia 17種
bulbispina 1856? 銀鱗 (=Corynopuntia moelleriana=Grusonia moelleri 1929, 新花卉による)

野崎
clavata 1848 (Corynopuntia)


Cylindropuntia
刺無しさんご
野崎

扁平
南米
Brasiliopuntia (1898)
1属1種。シュートがdimorphicで、幹は太く枝は薄い。花の花弁と雄蕊の間に毛髪状のstaminodesがあることが特徴。花粉も変わっている。
brasiliensis 1819 葉ウチワ、姫ウチワ
樹木状で直立し先細りで高さ20m、茎は径35cmの幹になり刺群に囲まれる。茎節は2種あり、中間の物は円筒状で長さ20-100cm。
南米に広く分布し、ブラジル、パラグァイ、東ボリビア、ペル、北アルゼンチンに産し、他の地域でも野生化。

(鉢9cm)

Opuntia
fragilis 1818 朝日
最北に生息するサボテンとして良く知られている。小型で、小株でも開花するらしい。高さ5-10cm、群生して広がり30cm。茎節は外れやすい(種名の由来か?)。花は黄色で時に緑を帯び、長さ3-4cm、径4.5cm。
カナダ産のサボテンについての情報の例
http://www3.sympatico.ca/lycacti/
米国の産地分布は下記のHPにある。
http://plants.usda.gov/java/profile?symbol=OPFR

(鉢9cm)

Tacinga

Tunilla
Fricが1929年に命名したAirampoa属に相当する種類を2000年にHuntとIllifがTunilla属とした。9種。
低く生長し、茎節に分かれ、しばしばクッションを作るが扁平オプンチアの集まりのように見える。茎節は球形・円筒または扁平で疣がある。刺座は白から茶色で1-2cm離れている。刺は多く針状。花は黄色か赤か紫で時には白。果実は多肉で皮は薄く横に割れる。種子は小さく長さ2.5-4.5mmnでつぶれ変わった腎臓状。
産地はペル・ボリビア・チリと北西アルゼンチン。
soehrensii小揺 9(O)
低く生長し、しばしば地を這い、先端から根を出す。茎節はやや平らで時に先細りで、やや疣があり、長さ6cm。刺座は密で茎節当たり60かそれ以上。刺は2-12本で、普通は5-8本で、針状で強く、黄色味か茶色味で不揃いで放射状で大部分の刺座にあり長さは7cmまで。花は黄色で長さ5.5cmで、萼の基近くには刺座があり上の方はbristles。果実は下の方は刺座が無く上の方は長さ2cmの刺。種子は食べ物に赤い色を付けるのに使われる。
ペルに広く分布し、ボリビアのアルティプラノ高原を経てチリまで分布。

(鉢10.5cm)

北米
Consolea


詳細は「カクタス東京」号参照。

参考資料
E. F. Anderson, The Cactus Family, Timber Press.